「中古で安く買えたけど、思った以上にボロボロだった……。」
「破れやサビがあるバッグは、もう使えないのでは?」
そんな悩みを持ったことはありませんか?
実は筆者も、DEGNER NB-124-BK ナイロンスイングアームバッグをフリマサイトで格安購入したものの、届いたバッグは想像以上にダメージだらけでした。
底面は大きく破れ、表面には擦れ傷、バックルにはサビまで発生しており、一瞬「失敗したかもしれない」と感じたほどです。
しかし、100均アイテムや手持ちの工具を活用しながらDIYで補修を進めた結果、普段使いには十分満足できるレベルまで復活させることができました。
費用を抑えながら愛用品を蘇らせる過程は、DIY好きの方にもきっと参考になるはずです。
この記事では、以下の内容を紹介します👇
✅ DEGNER NB-124-BKを格安で購入した経緯と実際の状態
✅ 破れや擦れ傷、サビをDIYで補修した手順
✅ 100均アイテムを活用した修理方法と使用した道具
✅ 修理に掛かった費用や作業時間の目安
✅ 補修後のBefore・Afterと実際に感じた仕上がり
「中古だから」と諦める前に、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。
しーちゃん


① DEGNER NB-124-BK ナイロンスイングアームバッグを格安で購入した経緯
今回、筆者はHarley-Davidson XL1200L用にDEGNER NB-124-BK ナイロンスイングアームバッグとDEGNER SBS-3 スポーツスター用バッグサポートステーを中古で購入しました。
もともとの目的はバッグではなく、バッグサポートステーでした。しかし、結果的にはバッグも修理して使うことになり、思いのほか充実したDIYになりました。
バッグサポート目的でフリマサイトのセット商品を購入
今回、筆者が探していたのは「DEGNER SBS-3 スポーツスター用バッグサポートステー」でした。
XL1200Lにサイドバッグを取り付けるために必要なパーツですが、新品価格はそれなりに高く、少しでも費用を抑えたいと考えて中古品を探していました。
そんな中、某フリマサイトで見つけたのが、「DEGNER NB-124-BK ナイロンスイングアームバッグ」と「DEGNER SBS-3 スポーツスター用バッグサポートステー」のセット商品です。価格は約8,000円と非常に魅力的で、バッグサポートステーだけでも十分に元が取れそうな内容でした。
商品写真を見る限り、バッグには底面の破れや擦り傷などが確認できたため、状態が良いとは言えませんでした。しかし、もともとの目的はバッグサポートステーだったため、「バッグはおまけ程度」と割り切って購入することにしました。
実際のところ、バッグが使えなくてもバッグサポートステーだけ手に入れば満足という気持ちだったので、この時点では修理して使うことまでは考えていませんでした。


ボルト欠品で追加費用が発生…結果的な総額は?
商品が到着してさっそく中身を確認してみると、バッグの状態は写真で見ていた以上に使用感がありました。
それ以上に困ったのが、DEGNER SBS-3 スポーツスター用バッグサポートステーの取付ボルトが付属していなかったことです。フリマサイトの商品説明にも記載はありませんでしたが、車体へ取り付けるには専用ボルトが必要になるため、そのままでは使用できません。
そこで筆者は、DEGNERへ直接問い合わせてみることにしました。


すると、補修部品として取付ボルトを1本500円(税別)で購入できることが判明。今回は2本必要だったため、送料なども含めて約1,500円の追加費用が発生しました。
当初はセットで約8,000円という破格の価格に喜んでいましたが、追加費用を含めると総額は約9,500円に。ここでふと、「バッグサポートステーだけ使うなら、あと少し予算を足せば新品が買えたのでは?」という考えが頭をよぎりました。
今回かかった費用をまとめると、以下のようになります。
| 内容 | 金額 |
|---|---|
| DEGNER NB-124-BK ナイロンスイングアームバッグ + DEGNER SBS-3 スポーツスター用バッグサポートステー(中古) | 約8,000円 |
| 取付ボルト2本・送料など | 約1,500円 |
| 合計 | 約9,500円 |
結果だけを見ると少し遠回りになったようにも感じますが、このあとバッグを修理して使うことを考えると、この出会いは決して無駄ではありませんでした。
それでもバッグを修理して使おうと思った理由
取付ボルトを追加購入したことで、今回の総額は約9,500円になりました。
バッグサポートステーだけが目的だったことを考えると、「あと少し予算を足せば新品が買えたのでは?」と思ったのも事実です。
しかし、改めてDEGNER NB-124-BK ナイロンスイングアームバッグをじっくり確認してみると、底面の破れや表面の擦れ傷、バックルのサビなど気になる部分は多いものの、致命的なダメージはありませんでした。特に底面は内側まで大きく破れておらず、表面のナイロン生地やパイピング部分の損傷が中心だったため、補修すればまだ十分使えそうな状態です。




さらに調べてみると、このバッグの新品価格は21,780円(税込)と決して安い製品ではありません。もともとの作りもしっかりしており、デザインも筆者の好みにぴったりだったため、このまま使わずに終わらせるのは非常にもったいないと感じました。
DIYや補修作業が好きな筆者としては、「せっかく手元に来たのだから、自分の手で直してもう一度活躍させたい」という気持ちが強くなりました。
こうして、バッグサポートステーだけを使う予定から方針を変更し、DEGNER NB-124-BK ナイロンスイングアームバッグも徹底的に修理して使用することを決意しました。
今回の購入では、バッグサポートステーを目的にフリマサイトのセット商品を選びましたが、ボルトの追加購入により総額は約9,500円になりました。
それでも、新品価格21,780円(税込)のDEGNER NB-124-BK ナイロンスイングアームバッグを修理して使える可能性があったため、「捨てずに復活させてみよう」という結論に至りました。






② 購入したDEGNER NB-124-BKの状態を詳しくチェック
バッグサポートが目的とはいえ、せっかく手元に届いたDEGNER NB-124-BK ナイロンスイングアームバッグです。そのまま修理を始めるのではなく、まずは全体の状態を細かく確認してみることにしました。
商品写真でもある程度は把握していましたが、実物を見てみると想像以上に使用感があり、補修が必要な箇所も複数見つかりました。一方で、致命的な破損は少なく、工夫次第では十分復活できそうな印象を受けました。
バッグ全体の状態を確認
まずは修理方法を考えるために、バッグ全体をじっくり確認していきました。
商品写真でもある程度状態は把握していましたが、実際に手元で細かく見てみると、想像以上に使用感がありました。長年使い込まれてきたことが分かるような汚れや傷が多く、決して綺麗な状態とは言えません。




確認したところ、主な補修箇所は次のとおりです。
- 底面ナイロン部分の大きな破れ
- 表面の合皮部分に付いた擦れ傷
- バックル部分に発生したサビ
- 内側ファスナー引手(スライダー)の革の剥がれ
それぞれ傷み方は異なりますが、バッグ本体の形状はしっかり保たれており、生地自体も大きく変形している様子はありませんでした。
また、底面の破れも内側まで貫通しているわけではなく、表面のナイロン生地やパイピング部分の損傷が中心です。そのため、「これなら補修次第でまだ十分使える」と判断し、本格的に修理へ取り掛かることにしました。
底面ナイロン部分の大きな破れ
今回一番気になったのが、バッグ底面のナイロン部分にできた大きな破れです。
商品写真でも確認していましたが、実物を見ると想像以上にダメージが大きく、表面のナイロン生地が擦り切れて破れていました。転倒した際に路面へ強く擦れてしまったような跡があり、かなりハードに使用されていたことがうかがえます。




ただし、細かく確認してみると、幸いにもバッグ内部まで完全に貫通しているわけではありませんでした。破れていたのは主に表面のナイロン生地と底部のパイピング部分で、内側の生地はしっかり残っています。
この状態であれば、飛び出した糸を整えたうえで布用ボンドやナイロン補修シートを使って補強すれば、まだ十分使用できそうです。
新品同様に戻すことは難しいかもしれませんが、実用性を重視した補修であれば十分対応できると判断し、この部分から修理を進めていくことにしました。
表面の合皮部分に目立つ擦れ傷
底面だけでなく、バッグ表面の合皮部分にも目立つ擦れ傷がありました。
特に角や出っ張っている部分はダメージが大きく、表面の黒い塗膜が削れて下地が見えている箇所もあります。こちらも転倒や長年の使用によるものと思われ、遠くから見ても使用感が伝わる状態でした。




とはいえ、幸いにも合皮が大きく裂けたり穴が開いたりしているわけではなく、傷のほとんどは表面的な擦れです。そのため、革用パテを使って凹みや傷を埋めれば、ある程度目立たなくできそうだと感じました。
新品同様の仕上がりを目指すというよりも、違和感なく使えるレベルまで補修できれば十分です。実際にどこまで綺麗になるのか、自分自身も楽しみにしながら修理を進めていくことにしました。
バックル部分にはサビが発生
バッグ本体だけでなく、金属製のバックル部分にもサビが発生していました。
表面全体に薄くサビが広がっている状態で、一部には茶色く変色した箇所も見られます。機能的には問題なく使用できそうでしたが、せっかくバッグを修理するなら金属部分もできるだけ綺麗にしたいところです。




最初はピカールなどの金属磨きだけで対応しようかとも考えました。しかし、サビの範囲が広かったこともあり、以前から試してみたかった重曹ブラスター(ソーダブラスト)を使ってみることにしました。
重曹ブラスターで表面のサビを落としたあと、残った頑固な部分はミニルーターと真鍮ブラシ、さらにピカールを使って仕上げる予定です。
どこまで綺麗に復活できるか分かりませんが、DIYならではの試行錯誤も楽しみながら作業を進めていきます。
内側ファスナー引手(スライダー)の革が剥がれていた
細かい部分ではありますが、バッグ内側のファスナー引手(スライダー)に付いている革にも劣化が見られました。
表面が剥がれてめくれ上がっており、そのまま使い続けるとさらに傷みが広がってしまいそうな状態です。開閉自体は問題なくできるものの、見た目もあまり良くありませんでした。




この部分はバッグ全体から見ると小さな箇所ですが、ファスナーを開け閉めするたびに目に入るため、意外と気になるポイントです。
幸いにも革全体を交換するほどの損傷ではなかったため、今回はダイソーで購入した合皮用補修シートを使って補修することにしました。シールタイプなので施工も簡単で、見た目の改善にも期待できます。
こうして一つひとつ傷んだ箇所を確認していくと、修理が必要な部分は多いものの、どれも工夫次第で十分対応できそうです。状態を把握できたところで、次はいよいよバッグ全体の洗浄作業に取り掛かります。
購入したDEGNER NB-124-BK ナイロンスイングアームバッグには、底面ナイロン部分の破れや合皮の擦れ傷、バックルのサビ、ファスナー引手の革の剥がれなど複数のダメージがありました。
しかし、どれも致命的な損傷ではなく、補修すれば十分使用できそうな状態だったため、DIYで修理に挑戦することにしました。






③ まずはバッグ全体を洗浄して汚れを落としてみた
補修作業を始める前に、まずはバッグ全体の汚れを落とすことにしました。
購入時のバッグには砂埃や汚れがかなり付着しており、このまま補修材を使用しても十分な効果が得られない可能性があります。綺麗な状態で修理を進めるためにも、最初の工程として洗浄作業を行いました。
ナイロン部分を中性洗剤と歯ブラシで優しく洗浄
まず取り掛かったのは、底面を中心としたナイロン部分の洗浄です。
バッグ全体に砂埃や泥汚れが付着していたため、洗面台にぬるま湯を溜め、中性洗剤を使って汚れを落としていくことにしました。傷んでいるバッグなので、高圧洗浄や強くこするような方法は避け、古い歯ブラシで優しくブラッシングしながら洗浄を進めます。




特に破れがある底面付近は、生地を傷めないよう力を入れすぎず、汚れだけを落とすイメージで丁寧に作業しました。細かい隙間や縫い目に入り込んだ砂埃も、歯ブラシを使うことで思った以上に綺麗になっていきます。
実際に洗ってみると、黒ずんでいたナイロン生地が本来の色を取り戻し、見た目の印象も大きく改善しました。補修前の下準備として洗浄しておいて正解だったと感じています。




合皮部分は濡れタオルで丁寧に清掃
ナイロン部分の洗浄が終わったあとは、表面の合皮部分の汚れ落としを行いました。
合皮は水分を含ませすぎると劣化の原因になる可能性があるため、洗剤を使って丸洗いするのではなく、水で濡らして固く絞ったタオルで優しく拭き取る方法を選びました。汚れを落としたいからといってゴシゴシ擦るのではなく、表面をなでるようなイメージで少しずつ作業を進めます。




実際に拭き始めると、タオルには黒い汚れが次々と付着し、見た目以上に汚れていたことが分かりました。特に持ち手やバッグ前面など、普段よく触れる部分は汚れが蓄積していたようです。
丁寧に全体を拭き上げると、くすんでいた表面がすっきりと綺麗になり、バッグ全体の印象もかなり良くなりました。擦れ傷そのものは残っていますが、汚れが落ちただけでも古びた印象が和らぎ、補修後の仕上がりにも期待が持てそうです。


新聞紙を詰めて日陰でじっくり乾燥させた
バッグ全体の洗浄が終わったあとは、すぐに補修作業へ進まず、しっかりと乾燥させることにしました。
乾燥方法についても少し悩みましたが、直射日光に当てたりドライヤーで急激に乾かしたりすると、生地や合皮が傷んだり縮んだりする可能性があると考え、自然乾燥を選択しました。
そこで、バッグの中に丸めた新聞紙を詰めて形を整えつつ、水分を吸収させながら日陰でじっくり乾燥させることにしました。新聞紙を入れることでバッグの型崩れも防げるため、一石二鳥です。
時間は掛かりましたが、焦らず完全に乾くまで待ったことで、生地全体がしっかり乾燥しました。補修材を使用する前に水分が残っていると接着力にも影響するため、この工程は意外と重要だと感じています。
その結果、洗浄前と比べると全体的な印象がかなり綺麗になり、いよいよ本格的な補修作業へ取り掛かる準備が整いました。




④ 破れたナイロン部分を補修して使用できる状態へ
バッグ全体の洗浄と乾燥が終わったところで、いよいよ一番気になっていた底面ナイロン部分の補修作業に取り掛かります。
今回の目標は、新品同様に修復することではありません。これ以上破れが広がらず、安心して使い続けられる状態まで復活させることを重視して作業を進めました。
幸いにも、損傷は表面のナイロン生地やパイピング部分が中心で、バッグ内部まで大きく破れているわけではありません。そのため、破れた箇所を一つひとつ丁寧に補修・補強していけば、まだ十分実用できると判断しました。
ここからは、飛び出した糸の処理や布用ボンドによる固定、革用パテを使った補修まで、実際に行った手順を順番に紹介します。
飛び出した糸を糸切りばさみで整える
まずは、補修作業を始める前に飛び出していた糸を整えることから始めました。
バッグの底面を確認すると、ナイロン生地が破れた影響で糸があちこちから飛び出していました。このまま補修するとボンドや補修シートが密着しにくく、仕上がりも悪くなってしまいます。




そこで今回は、糸切りばさみを使って飛び出した糸を丁寧にカットしました。無理に引っ張ると縫い目までほどけてしまう可能性があるため、糸は引き抜かず、表面から少しずつ切りそろえるように作業しています。。




作業自体は数分で終わりますが、このひと手間を加えるだけでも補修面が整い、その後のボンドや補修材が施工しやすくなります。地味な工程ではありますが、綺麗に仕上げるためには欠かせない下準備だと感じました。
布用ボンドでナイロンの破れとパイピングを固定
飛び出した糸を整えた後は、破れていたナイロン部分とほつれたパイピングを固定していきます。
今回使用したのは、ダイソーで購入した布用ボンドです。縫い直すことも考えましたが、今回は破れの拡大を防ぎ、実用できる状態まで補修することを目的としていたため、布用ボンドで補修する方法を選びました。
まずは、補修箇所以外にボンドが付かないようマスキングテープで周囲を養生します。その後、ナイロン生地の破れた部分とパイピングのほつれた部分に布用ボンドを薄く塗り、形を整えながらしっかりと密着させました。




ボンドが乾くまで触らずに待つことで、破れた部分がしっかり固定され、次の補修作業へ進める状態になります。補修後に革用パテを使用する予定だったため、この工程では「強度を確保するための下地作り」というイメージで作業しました。




布用ボンドは一度に多く塗ると乾きにくく、はみ出しの原因にもなります。薄く均一に塗布することが、綺麗に仕上げるポイントだと感じました。
革用パテでパイピングと擦れ傷を補修
布用ボンドがしっかり乾いたことを確認したら、次は削れてしまったパイピングとバッグ表面の擦れ傷を補修していきます。
今回使用したのは革用パテです。パイピングは長年の使用によって角が削れ、一部が欠けている状態でした。また、バッグ表面の合皮部分にも細かな擦れ傷があり、そのままでは使用感が目立っていました。
パテを塗る前には、再度マスキングテープで補修箇所の周囲を養生しました。こうすることで、余分なパテが付着するのを防ぎ、必要な部分だけをきれいに補修できます。




革用パテは少量ずつ塗り広げ、削れた部分や傷を埋めるように施工しました。一度に厚く盛るのではなく、表面を整えながら薄く仕上げることで、乾燥後も自然な見た目になります。




今回はパイピングの欠けた部分だけでなく、バッグ表面に付いていた擦れ傷にも革用パテを薄く塗り、傷が目立ちにくくなるよう補修しました。深い傷を完全に消すことはできませんが、表面を整えることで全体の印象がかなり改善されたと感じています。




今回は新品同様に復元することが目的ではなく、削れや擦れ傷を目立ちにくくし、次の補修工程につなげるための下地作りとして施工しました。そのため、多少の凹凸は残っていますが、このあと貼り付ける合皮補修シートによって、さらに見た目を整えていきます。






⑤ 合皮・ナイロン補修シートで見た目をリフレッシュ
破れや傷の補修が終わったら、最後は見た目を整える仕上げ作業です。
今回は、どちらもダイソーで購入した合皮補修シートとナイロン補修シートを使用しました。100円ショップの商品ですが、工夫して貼り付けることで補修跡が目立ちにくくなり、バッグ全体の印象も大きく変わります。
ここでは、パイピングやファスナー引手の補修、そして底面ナイロン部分の最終仕上げまで紹介します。
ダイソーの合皮補修シートでパイピングを仕上げた
革用パテがしっかり乾燥したことを確認したら、次はパイピング部分の仕上げを行います。
今回使用したのは、ダイソーの合皮補修シートです。革用パテだけでも削れた部分はある程度補修できますが、そのままでは補修跡が目立ってしまいます。そこで、合皮補修シートを貼ることで見た目を整え、さらにパイピングを保護することにしました。




まずは、補修するパイピング部分の長さより少し大きめに合皮補修シートをカットします。その後、定規を使用いて、パイピングとナイロン生地の隙間へしっかり押し込むように貼り付け、密着させながら形を整えました。




シートがしっかり貼り付いたことを確認したら、最後にカッターで余分な部分を切り取り、パイピングの形に合わせて仕上げます。一度にぴったりのサイズへ切るよりも、少し大きめにカットしてから調整した方が作業しやすく、綺麗に仕上がりました。
また、カーブしているパイピング部分も、合皮補修シートを少し伸ばしながら貼ることでシワになることなく綺麗に施工できました。伸ばし過ぎると変形する可能性があるため、少しずつテンションを掛けながら貼り進めるのがおすすめです。




今回は、事前に革用パテでパイピングの欠けた部分をある程度形成していたこともあり、合皮補修シートを貼ることで自然な形に仕上がりました。また、ダイソーの合皮補修シートの色味がバッグの合皮にとても近かったため、補修した部分が周囲になじみ、思っていた以上に目立たなくなったと感じています。
新品同様とはいきませんが、100円ショップの商品を使ったDIY補修としては十分満足できる仕上がりになりました。
ファスナー引手の革剥がれも合皮補修シートで補修
バッグ本体だけでなく、ファスナー引手にも経年劣化による革の剥がれが見られました。
開閉には問題ありませんでしたが、ファスナーを操作するたびに目に入る部分なので、この機会にあわせて補修することにしました。




今回も使用したのは、ダイソーの合皮補修シートです。
ファスナー引手はパイピングのような曲面ではなく平らな形状だったため、比較的作業しやすく感じました。そのため、元々の革の切れ目からステッチの位置までを目安に、あらかじめぴったりのサイズへカットしてから貼り付けています。




貼り付け後は指でしっかり押さえて密着させるだけで、違和感なく仕上がりました。パイピングのように後から細かく調整する必要もなく、短時間で補修できたのも印象的です。
細かな部分ではありますが、ファスナー引手が綺麗になるだけでもバッグ全体の印象は大きく変わりました。こうした細部まで補修することで、中古品特有の使用感をぐっと減らすことができたと感じています。
ダイソーのナイロン補修シートで最後の仕上げ
最後の仕上げとして、バッグ底面のナイロン部分にダイソーのナイロン補修シートを貼り付けました。
布用ボンドで破れを固定したことで実用できる状態にはなりましたが、補修した部分をさらに保護し、見た目も整えたいと考えたためです。




今回は、破れた箇所だけを覆うのではなく、底面の破れた部分全体をカバーできる大きさにナイロン補修シートをカットしました。広い範囲を一枚で覆うことで補強効果が期待できるだけでなく、補修跡も自然になじみやすくなります。
貼り付ける際は、空気が入らないよう中央から外側へ向かって少しずつ押さえながら密着させました。シワにならないよう位置を確認しながら貼ることで、比較的きれいに仕上げることができました。




補修シートを貼ったことで、底面の破れはほとんど気にならない仕上がりになり、バッグ全体の印象も大きく改善しました。100円ショップの商品だけでここまで仕上げられるとは思っていなかったので、コストを抑えながらDIYでリペアしたい方には十分おすすめできる方法だと感じています。
もちろん新品同様とはいきませんが、これ以上破れが広がる心配も少なくなり、安心してツーリングで使える状態まで復活させることができました。






⑥ サビたバックルは重曹ブラスターとミニルーターで磨いてみた
バッグ本体の補修がひと通り終わったところで、最後に気になっていたバックル部分のサビ落としに挑戦しました。
今回は以前から試してみたかった重曹ブラスター(ソーダブラスト)を使用し、表面のサビ除去を実施します。その後、落としきれなかった頑固なサビについては、ミニルーターと真鍮ブラシ、ピカールを使って追加で磨き上げることにしました。
完全に新品同様へ戻すことよりも、できるだけ見た目を改善し、気持ちよく使える状態に仕上げることを目標に作業を進めていきます。
重曹ブラスターに使用した機材と材料
バックルのサビ落としには、以前から気になっていた重曹ブラスター(ソーダブラスト)を使用しました。
ソーダブラストは、圧縮空気と重曹(重炭酸ナトリウム)の微粒子を吹き付けることで、対象物を大きく傷付けずに汚れや軽度のサビを除去できる方法です。金属だけでなく、デリケートな素材にも比較的使いやすいことから、今回のバックル補修に採用しました。




今回使用した機材と材料は、以下のとおりです。
| 使用した機材・材料 | 内容 |
|---|---|
| サンドブラスター | STRAIGHT(ストレート) サンドブラスター 下カップ式 15-050 |
| エアコンプレッサー | アストロプロダクツ 縦型 サイレントエアコンプレッサー 38L VSC033 |
| エアーホース | スクリューエアーホース |
| 研磨材 | 100均で購入した重曹 |
重曹については専用品ではなく、100均で販売されている一般的な重曹を使用しました。費用をできるだけ抑えながら試してみましたが、今回のような軽度のサビ落としであれば十分実用的だと感じています。
なお、ソーダブラストは周囲に重曹が飛び散るため、作業場所や養生にも注意が必要です。今回はバックルだけを狙って施工できるよう、事前準備もしっかり行ったうえで作業を進めました。
バックル以外をマスキングして慎重に作業
重曹ブラスターを使用する前に、バッグ本体へ重曹が当たらないようマスキング作業を行いました。
バックルだけを綺麗にしたいからといって、そのままブラストすると、周囲のナイロン生地や合皮部分まで傷めたり汚したりする可能性があります。そのため、バックル以外の部分をマスキングテープや養生材でしっかり保護してから作業を始めました。




特にバックル周辺はバッグ本体との距離が近いため、露出している部分をできるだけ少なくするよう丁寧にマスキングしています。少し手間は掛かりますが、この工程を省かないことで安心してブラスト作業を行うことができました。
準備が整ったら、重曹ブラスターをバックルへ向けて少しずつ噴射し、様子を見ながらサビを落としていきます。一気に長時間当てるのではなく、状態を確認しながら慎重に作業を進めることを意識しました。




DIYでソーダブラストを行う場合は、ブラスト作業そのものだけでなく、事前のマスキングや養生も仕上がりを左右する重要なポイントだと感じました。
表面のサビはかなり除去できた
マスキングを終えて重曹ブラスターを当ててみると、バックル表面に付着していたサビは想像以上によく落ちました。
作業前は茶色く変色していた部分が目立ち、長年放置されていたような印象でした。しかし、重曹を吹き付けていくにつれて表面のサビが少しずつ除去され、本来の金属らしい質感が見えてきます。




今回使用したのは100均で購入した重曹でしたが、軽度のサビであれば十分効果を実感できました。素材への攻撃性も比較的低く、バッグに取り付けられたままの状態でも安心して作業を進められた点は大きなメリットだと感じています。
もちろん一度の施工ですべてのサビが落ちたわけではありませんが、表面のサビはかなり除去でき、見た目の印象は大きく改善しました。ただ、細かな隙間や奥まった部分には頑固なサビが残っていたため、このあとミニルーターに真鍮ブラシ製の先端工具を取り付けて追加で研磨することにしました。
ミニルーター(真鍮ブラシ)とピカールで残ったサビを追加研磨
重曹ブラスターだけでも表面のサビはかなり落ちましたが、細かな隙間や深く入り込んだ頑固なサビまでは完全に除去できませんでした。
そこで次の工程として、ミニルーターに真鍮ブラシ製の先端工具を取り付け、さらにサビを落としていきます。今回は真鍮ブラシの先端に日本磨料工業 ピカールネリ 250gを付けて研磨しました。




実際に作業してみると、重曹ブラスターだけでは落ちなかったサビも少しずつ除去され、バックルの輝きが戻ってきました。真鍮ブラシとピカールネリの組み合わせは相性が良く、細かな部分まで磨きやすかったです。
ただし、最初からミニルーターを高回転で回すと、ピカールネリが勢いよく飛び散るので注意が必要です。実は筆者も勢いよく回してしまい、服にピカールが飛び散ってしまいました。
そのため、作業するときは汚れてもよい服や作業服を着用するか、最初は低回転でゆっくり回し始めることをおすすめします。慣れてから徐々に回転数を上げるほうが、安全かつ作業もしやすいと感じました。




完全には落ちなかったが十分満足できる仕上がり
重曹ブラスターとミニルーター(真鍮ブラシ)、そしてピカールネリを使って丁寧に研磨した結果、バックル表面のサビは大幅に改善しました。
さすがに長年蓄積した頑固なサビを完全に除去することはできず、一部にはわずかにサビが残っています。しかし、補修前と比べると見違えるほど綺麗になり、バッグ全体の印象も大きく変わりました。
Before




補修前はサビやくすみが目立ち、全体的に暗い印象でした。細かな隙間にも汚れが入り込んでおり、長年使用されてきたことが分かる状態です。
After




重曹ブラスターで汚れを落とした後、ミニルーターと研磨材で磨き上げたことで、金属本来の輝きが戻りました。新品同様とはいきませんが、近くで見ても気にならない程度まで改善できたため、DIY補修としては十分満足できる仕上がりです。
個人的には、「中古バッグの味」として少しサビが残っているのも悪くないと感じています。もちろん、気になる方はこのあと塗装してしまうのも一つの方法でしょう。
今回は研磨だけで終わらせず、仕上げとして「ENGINEER(エンジニア) ネジザウルスアフターリキッド」を塗布し、防錆処理も行いました。せっかく綺麗になったバックルなので、この状態を少しでも長く維持したいと考えたためです。
ネジザウルスアフターリキッドは、防錆だけでなく浸透・潤滑効果もあるため、金属パーツのメンテナンスにも使いやすい製品です。薄く塗り広げるだけなので施工も簡単で、DIY初心者でも扱いやすいと感じました。
最終的には新品同様とはいきませんでしたが、約8,000円で購入したボロボロのバッグだったことを考えれば十分満足できる仕上がりです。修理前は「おまけ程度」と考えていたバッグでしたが、ここまで綺麗になると愛着も湧き、これから実際にスポーツスターへ取り付けて使うのが楽しみになりました。


重曹ブラスターだけで落としきれないサビは、ミニルーター(真鍮ブラシ)とピカールネリを組み合わせることで、さらに綺麗に仕上げることができました。
仕上げに防錆剤を塗布しておけば、サビの再発防止にも効果が期待できます。DIYで金属パーツを補修する際は、研磨だけで終わらせず、防錆処理まで行うのがおすすめです。






⑦ 修理後の仕上がりレビューと今後の予定
一通りの補修作業が終わり、最後にバッグ全体の仕上がりを確認してみました。
購入当初は「バッグサポートのおまけ」と考えていたほど状態が悪かったバッグですが、洗浄や補修を重ねたことで印象は大きく変わりました。ここでは、修理後の率直な感想と、今後予定している取付作業について紹介します。
修理前後を比較!Before・Afterで見る仕上がり
今回の補修で一番驚いたのは、修理前と修理後でバッグ全体の印象が大きく変わったことです。
購入当初は、底面ナイロン部分の破れやパイピングの削れ、表面の擦れ傷、バックルのサビなどが目立ち、「バッグサポートのおまけ」と割り切っていたほどの状態でした。正直なところ、ここまで綺麗にできるとは思っていませんでした。
そこで、まずは修理前後の状態を比較してみます。
Before
- 底面ナイロン部分が大きく破れている
- パイピング部分が削れて傷んでいる
- 表面の合皮部分に目立つ擦れ傷がある
- バックルにはサビが発生している
- ファスナー引手(スライダー)の革が剥がれている




After
- ナイロン補修シートで破れを補強
- 革用パテでパイピングや擦れ傷を補修
- 重曹ブラスターとミニルーターでバックルのサビを除去
- 合皮補修シートでファスナー引手を補修
- 全体を洗浄したことで清潔感も向上




もちろん新品同様というわけではありませんが、普段使いするバッグとしては十分満足できるレベルまで復活しました。100均アイテムも活用しながらここまで仕上げられたことを考えると、今回のDIY補修は大成功だったと感じています。
実用性も十分確保できたと感じた
今回の補修は見た目を改善することが主な目的でしたが、実用性という面でも十分満足できる仕上がりになりました。
特に気になっていた底面ナイロン部分の破れは、布用ボンドとナイロン補修シートで補強したことで、これ以上傷が広がる心配は少なくなったと感じています。通常のツーリングや普段使いであれば、問題なく使用できそうです。




また、パイピングや表面の擦れ傷も補修したことで、ぱっと見では大きなダメージが分からない程度まで改善しました。バックルのサビも綺麗になり、バッグ全体の印象が引き締まったように感じます。
もちろん、今回の補修は新品同様へ戻すレストアではなく、「長く使える状態に復活させること」を目的としたDIY修理です。その目的は十分達成できたと思います。
実際に作業を終えた今では、「バッグサポートのおまけ」と考えていたバッグに愛着が湧き、これからスポーツスターへ取り付けて使うのが楽しみになりました。
次回はDEGNER SBS-3 バッグサポートの取付と装着レビューを紹介予定
今回は、ボロボロだったDEGNER NB-124-BK ナイロンスイングアームバッグの洗浄と補修を中心に紹介しました。
ここまで綺麗になると、いよいよ実際に車両へ取り付けて使ってみたくなります。そこで次回は、今回セットで入手したDEGNER SBS-3 スポーツスター用バッグサポートステーの取付作業と、バッグを装着した様子を詳しくレビューする予定です。


取付記事では、バッグサポートの取付手順だけでなく、純正ボルトが欠品していた際の対応や、実際に装着した際の見た目、クリアランス、使い勝手なども実体験をもとに紹介したいと思います。
また、走行時の安定性やリアビューの印象、積載性についても検証する予定ですので、DEGNER NB-124-BKやDEGNER SBS-3の購入を検討している方の参考になれば幸いです。
まとめ|ボロボロのDEGNER NB-124-BKでも諦めずにDIY補修へ挑戦してみよう
今回のDIY補修では、中古で購入したDEGNER NB-124-BKの洗浄からバックル磨き、ナイロンの破れ補修、パイピングやファスナー引手の補修まで行いました。
新品同様とはいきませんでしたが、100円ショップのアイテムを上手く活用することで、見た目も実用性も十分満足できる状態まで復活させることができました。
「中古だから仕方ない」と諦めてしまう前に、一度DIY補修に挑戦してみる価値は十分あると感じています。
今回のDIY修理で感じたポイント
実際に作業してみて、特に印象に残ったポイントをまとめると以下のとおりです。
- フリマサイトの中古品でも工夫次第で十分再利用できる
- 100均の補修用品でも見た目や実用性を大きく改善できる
- 洗浄だけでもバッグ全体の印象がかなり変わる
- 重曹ブラスターとミニルーターを組み合わせることでサビ落としの効果が高まる
- 手間は掛かるが、その分だけ愛着が湧く




今回の作業時間・費用・DIY難易度
今回の作業内容を簡単にまとめると、以下のようになります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作業時間 | 約5〜6時間(乾燥時間を除く) |
| 修理費用 | 約2,000〜3,000円(補修材のみ・手持ち品除く) |
| DIY難易度 | ★★★☆☆(初心者でも時間を掛ければ挑戦可能) |
※作業時間や費用は筆者の実例です。バッグの状態や使用する材料によって異なります。
主に使用した道具・材料は以下のとおりです。
- ダイソー 布用ボンド
- ダイソー 合皮補修シート
- ダイソー ナイロン補修シート
- 革用パテ
- 糸切りばさみ
- 真鍮ブラシ
- 重曹ブラスター
- ミニルーター
- ピカール
すべてを新たに購入すると費用はもう少しかかりますが、手持ちの工具を活用すれば比較的リーズナブルに補修できます。
補修して感じたこと
今回一番感じたのは、「下地処理を丁寧に行うことが、仕上がりを左右する」ということです。
飛び出した糸の処理や布用ボンドでの固定、革用パテによる下地作りを丁寧に行ったことで、その後の補修シートも綺麗に施工できました。
また、100円ショップの商品でも工夫して使えば十分実用的な補修ができることを実感しました。お気に入りのバッグを少しでも長く使いたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
次回は、このようにリペアしたDEGNER NB-124-BKを実際にスポーツスターへ取り付けた様子や使用感を詳しくレビューする予定です。ぜひそちらもご覧ください。







-1.jpg)
-1-300x200.jpg)







