V36スカイラインのフロントフェイスを、純正の雰囲気を残しつつスポーティに仕上げたい。
そんな方に人気なのが「ZELEフロントグリル」への交換です。
見た目の印象を大きく変えすぎず、自然に引き締まった表情へと変化させられる点が魅力です。
この記事では、実際にV36スカイラインへZELEフロントグリルを取り付けた体験をもとに、作業手順から仕上がりレビューまでを詳しくまとめています。
DIYでの取り付けを検討している方にも参考になるよう、安全面や注意点も含めて解説しています。
この記事では、以下の内容を紹介します👇
✅ ZELEフロントグリルの特徴と注意点
✅ FRPパーツ塗装のポイントと外注の判断基準
✅ フロントバンパー脱着と純正グリル取り外し方法
✅ メッシュ化による内部処理とブラックアウト塗装
✅ 取り付け手順と完成後の印象レビュー
作業の流れだけでなく、仕上がりを左右する細かいポイントや注意点もまとめています。
これからZELEフロントグリルを検討している方や、DIYでの取り付けを考えている方の参考になれば幸いです。
安全性や固定方法についても触れていますので、施工前のチェックにもお役立てください。
りょー


🚨 注意|カスタム・DIY整備は自己責任で!
本記事で紹介している作業は、筆者の実体験をもとにした内容です。
DIYでのカスタムや整備は自由度が高い反面、安全面や車両への影響もすべて自己責任となります。
特に今回のようなフロントバンパー脱着やグリル交換は、外装だけでなくセンサー類や配線にも関わる可能性があります。
作業方法を誤ると、破損や不具合につながるリスクもあるため注意が必要です。
⚠️ 作業前に確認しておきたいポイント
・工具や作業スペースを事前に確保する
・バンパー脱着時は必ず養生を行う
・配線(カプラー)の取り扱いに注意する
・ボルトやクリップの締め忘れ・付け忘れを防ぐ
また、加工(切断・塗装など)を行う場合は、車両の安全性や強度に影響を与える可能性もあります。
不安がある場合は、無理にDIYで行わず専門業者へ依頼することも検討してください。
本記事はあくまで作業の一例として参考にしていただき、
最終的な判断・施工はご自身の責任のもとで行うようお願いします。






① V36 スカイラインクーペ グリル交換で得られる変化
V36 スカイラインクーペのグリル交換は、数ある外装カスタムの中でも費用対効果が高く、印象の変化が大きいカスタムです。
ボンネットやバンパーを変えなくても、フロントの“顔つき”を大きく変えられるため、初めての外装カスタムとしても選ばれやすい部分です。
ここでは、実際に交換を検討する際に知っておきたい「見た目の変化」と「再現性」という視点から解説します。


フロントフェイスがスポーティに変わる理由
純正グリルは落ち着きがあり、グランドツアラーらしい上質な印象があります。
一方で、メッシュタイプのGT系グリルに変更すると、中央開口部の存在感が増し、視覚的な重心が低く見えるようになります。
この“重心が下がって見える効果”が、スポーティさを強調するポイントです。
特にV36 スカイラインクーペはボディラインが滑らかで上品なため、グリルをメッシュ化することでコントラストが生まれ、より精悍な印象になります。
実車で見ると、写真以上に立体感が増し、停車中でも動きのある雰囲気を感じられるのが特徴です。


グランツーリスモ仕様の再現ポイント
V36のGTフロントグリルが注目される理由のひとつが、グランツーリスモシリーズに登場したカスタム仕様の再現性です。
ゲーム内では、開口部が広く、中央が強調されたスポーティなフロントデザインが印象的でした。
実際のGT系グリルもそのイメージに近く、装着することで“ゲームで見たあの仕様”に近づけることができます。
再現性を高めるためのポイントは次の通りです。
- メッシュの質感を活かす塗装仕上げ
- 内部パーツのブラックアウト処理
- 全体のバランスを崩さない色選択
単にグリルを交換するだけでなく、細部の処理まで行うことで完成度は大きく変わります。


before/afterで見る印象の違い
グリル交換の最大のメリットは、交換前後の差がはっきりと分かることです。
純正状態では上品で落ち着いた印象。
交換後は、中央の開口部が強調され、よりスポーティで存在感のある表情へと変化します。
特に正面からの印象は大きく変わりますが、斜め前方から見たときの立体感も増します。
光の当たり方によってメッシュの陰影が生まれ、フロントマスクの情報量が増えるのも特徴です。


before


after
グリル交換は“顔の印象”を変えるカスタム
車のフロントフェイスは、人で言えば“表情”にあたる部分です。
グリルを変えるだけでキャラクターが変わるのは、その中心に位置するパーツだからです。
大掛かりな加工をしなくても変化を実感しやすいのが、V36 スカイラインクーペのグリル交換の魅力です。
グリル交換は派手なチューニングではありません。
しかし、日常的に目にする正面の印象を変えることで、所有満足度は確実に向上します。
外装カスタムの第一歩としても、完成度を高める仕上げとしても、検討する価値のある変更と言えるでしょう。






② ZELE V36 GTフロントグリルの特徴と注意点
V36 スカイラインクーペのグリル交換で人気の高いZELE GTフロントグリル。
見た目のインパクトが強いパーツですが、購入前に理解しておきたい素材特性や注意点があります。
ここでは、仕様の概要だけでなく、実際に装着を前提とした視点で解説します。
FRP製・黒ゲルコート仕上げの概要
ZELE V36 GTフロントグリルはFRP(繊維強化プラスチック)製です。
FRPは軽量で加工性に優れ、エアロパーツでは一般的に使用される素材です。金属製に比べ軽く、車両への負担も少ないというメリットがあります。
出荷状態は黒ゲルコート仕上げ。
見た目は黒ですが、これは最終塗装ではなく“成形後の下地状態”です。艶はほとんどなく、近くで見ると成形特有の質感が確認できます。
そのまま取り付けることも物理的には可能ですが、外装パーツとしての完成度を求めるなら塗装が前提と考えるべき仕様です。


メッシュ仕様による見た目と冷却面の変化
このグリルの最大の特徴は、中央部の大胆なメッシュ開口です。
純正グリルと比較すると開口面積が広く、フロント中央の存在感が強調されます。
装着後は、V36 スカイラインクーペの印象がよりスポーティに変化します。
視覚的な変化が大きく、特に正面から見たときの迫力は明確です。
機能面では、開口部が広がることで走行風がラジエーター周辺へ入りやすくなります。
劇的な冷却性能向上を保証するものではありませんが、純正よりも通気性が高い構造であることは確かです。
ただし、開口が広い分、内部構造が見えやすくなるため、仕上がりのバランスには注意が必要です。
塗装前提パーツであることの注意
ZELE GTグリルは、塗装まで行って初めて完成するパーツです。
黒ゲルコートは耐候仕上げではないため、紫外線や雨水の影響を受け続けると劣化が進む可能性があります。長期的な使用を考えるなら、必ず塗装工程を含めた計画を立てる必要があります。
塗装方法は、板金塗装業者への依頼、もしくはDIY施工が一般的です。
FRPは下地処理の精度によって仕上がりと耐久性が大きく左右されるため、足付け・脱脂・プライマー処理を丁寧に行うことが重要です。
黒ゲルのまま長期使用は推奨されない
黒ゲルコートはあくまで塗装下地です。
外装パーツとして長期間使用する場合、塗装を行わないと色あせや表面劣化が進行する可能性があります。
完成度と耐久性を両立させるためにも、塗装は前提条件と考えるのが適切です。
塗装後に装着すると、メッシュの陰影が強調され、質感が大きく向上します。
結果として、ZELE V36 GTフロントグリルは見た目の変化が大きく、完成度の高いフロントマスクを実現できるパーツと言えるでしょう。






③ FRPパーツ塗装のポイント|外注した理由と費用
V36 スカイラインクーペのグリル交換において、仕上がりを大きく左右するのが塗装工程です。
特にFRP製パーツは、下地処理の精度と塗装方法によって完成度と耐久性が大きく変わります。
ここでは、なぜ外注を選んだのか、その理由と費用感、そして塗装前に必要な下地処理について解説します。


塗装の重要性とDIYとの違い
FRPパーツは、素材の特性上、そのままでは紫外線や水分の影響を受けやすい状態です。
黒ゲルコートはあくまで成形後の下地であり、耐候性を確保する最終仕上げではありません。
塗装を行う目的は大きく分けて二つあります。
- 外観の質感向上
- 耐久性・耐候性の確保
DIYで塗装することも可能ですが、FRPは足付け不足や脱脂不良があると塗膜が密着せず、数ヶ月後に浮きや剥がれが発生することがあります。
特にフロントグリルは飛び石や雨風の影響を受けやすい位置にあるため、長期使用を前提とするなら塗装品質は妥協しない方が無難です。
外注塗装を選んだ理由
今回は板金塗装業者へ外注しました。
理由は、「仕上がりの安定性」と「色味の再現性」を優先したためです。
ボディ同色にする場合、微妙な色差があると違和感が出ます。
プロの塗装では調色・クリア仕上げまで一貫して行われるため、完成度が高くなります。
実際の費用と目安は以下の通りです。
- 塗装費用:おおよそ2万円〜4万円前後
- 納期:1週間〜2週間程度
※地域や塗装内容によって差があります。
DIYに比べると費用はかかりますが、仕上がりの均一性や耐久性を考慮すると、結果的に満足度は高いと感じました。
塗装前の下地処理が仕上がりを左右する
FRP塗装で最も重要なのは、塗る工程よりも塗る前の準備です。
一般的な下地処理の流れは次の通りです。
- 表面の足付け(ペーパーがけ)
- 脱脂処理
- プライマー塗布
- サフェーサーで面を整える
この工程を丁寧に行うことで、塗膜の密着性が向上し、仕上がりが安定します。
特に足付けが不十分だと塗料が定着せず、数ヶ月後に塗装トラブルが起こる可能性があります。
見えない工程ですが、ここが最も重要です。
FRP塗装は“準備が8割”
FRPパーツは下地処理の精度で仕上がりが決まります。
外注でもDIYでも、この工程を省略することはできません。
見た目だけでなく、耐久性を確保するための重要な作業です。
塗装後に装着したグリルは、黒ゲル状態とはまったく異なる質感になります。
艶と陰影が加わり、V36 スカイラインクーペのフロントマスクが一段引き締まります。
グリル交換を成功させるためには、パーツ選びだけでなく、塗装工程まで含めた計画が重要です。






④ フロントバンパー取り外し手順
V36 スカイラインクーペでグリル交換を行う場合、基本的にはフロントバンパーの取り外しが必要になります。
作業自体は特別な技術を要するものではありませんが、手順を誤るとキズや破損の原因になります。
ここでは、実際の作業を想定しながら、必要工具・養生方法・取り外しの流れを整理します。


必要工具一覧
特別な専用工具は不要ですが、事前準備は仕上がりと作業効率に大きく影響します。
最低限そろえておきたい工具と、その用途をまとめます。
10mmソケット+ラチェット
バンパー固定ボルトやグリル裏のナットを外すために使用します。
狭い場所でも効率よく回せるため、作業時間の短縮に直結します。
プラスドライバー
タイヤハウス内やバンパー周辺のビスを外す際に使用します。
使用頻度が高いため、サイズが合ったものを用意しておくと安心です。
クリップリムーバー(内張りはがし)
樹脂クリップを取り外すための専用工具です。
マイナスドライバーでも代用できますが、傷や破損のリスクを減らすためには専用品がおすすめです。
養生テープ
バンパーやフェンダーの接触部分に貼り、キズ防止として使用します。
特に脱着時は接触しやすいため、事前の養生が仕上がりに影響します。
作業手袋
手の保護と滑り止めとして使用します。
バンパーの持ち運びや細かい作業時の安全性を高めるため、必ず着用することをおすすめします。
(ここにアフィリ
クリップリムーバーがあると樹脂クリップを傷めにくく、作業効率も上がります。
今回のような外装DIYでは、一つ持っておくと他の作業でも使える便利な工具です。
傷防止のための養生方法
バンパー脱着で最も多いトラブルは、フェンダーやヘッドライト周辺への擦り傷です。
特にV36はフェンダーとのクリアランスが比較的タイトなため、無理に引き出すと塗装面にダメージが出る可能性があります。
作業前に、フェンダーの縁・ヘッドライト下部・ボンネット先端部へ養生テープを貼っておくと安心です。
このひと手間で、不要な補修費用を防ぐことができます。
一人作業は慎重に
バンパーは見た目より大きく、取り外し後に支えを失うと落下の恐れがあります。
可能であれば二人作業が理想です。単独作業の場合は、外れた瞬間に地面へ接触しないよう毛布などを敷いておくと安全です。


バンパー取り外しの作業工程
V36 スカイラインクーペのフロントバンパーは、
上部・フェンダー内側・下部(アンダーカバー側)の3方向で固定されています。
構造を理解しておけば、作業自体は特別難しいものではありません。
① 上部固定部の取り外し
まずはボンネットを開け、ラジエーターサポート上部の固定部を確認します。
ここには樹脂クリップとボルトが並んでいます。
クリップはマイナスドライバーやクリップリムーバーで中央部を浮かせてから引き抜きます。
無理にこじると再使用できなくなるため、慎重に作業します。


上部をすべて外すことで、バンパー上端の固定が解除されます。
② フェンダー内側の固定を外す
次にタイヤハウス内の固定箇所を外します。
ハンドルを左右どちらかに切ると、作業スペースが確保できます。
インナーフェンダーを一部めくると、バンパーとフェンダーを固定しているビスやクリップが確認できます。
ここは車両個体差で砂や汚れが溜まりやすく、ネジ頭をなめないよう注意が必要です。


この固定を外すと、バンパー側面の保持力が弱まります。
③ 下部(アンダーカバー側)の固定を解除
車体下部にも複数のクリップやボルトがあります。
ジャッキアップしなくても作業は可能ですが、スペースが狭いため注意が必要です。
下からのぞき込み、アンダーカバーと共締めになっている固定部を順に外していきます。
外したクリップは紛失しやすいため、まとめて保管しておくと再組み立てがスムーズです。
④ フェンダー側のツメを慎重に外す
すべての固定を外したら、いよいよバンパー本体を外します。
最初にフェンダーとの接合部を手前方向へ引き出します。
この部分はツメ構造になっており、横方向に軽く引くと外れます。
無理に下方向へ引っ張るとツメが割れる可能性があるため、力の向きに注意してください。
ここが最もキズが入りやすい
フェンダー縁とバンパー端部は接触しやすい箇所です。
養生テープで保護してから作業することで、塗装ダメージを防げます。
⑤ 配線コネクターを外して完全に分離
最後にフォグランプやセンサー類のコネクターを外します。
バンパーを少し前に引き出した状態で、裏側に手を回してカプラーを外します。
ロック部分を押しながらまっすぐ引き抜くのが基本です。
配線を無理に引っ張ると断線の原因になります。




コネクターを外せば、バンパーは完全に車体から分離できます。
取り外した後は、毛布や段ボールの上に置くと傷防止になります。


バンパー脱着は構造を理解していれば難易度は高くありません。
ただし、キズ防止と固定箇所の確認を徹底することが成功のポイントです。
取り外し自体は30分〜1時間程度が目安です。
初めての場合は焦らず、固定箇所を一つずつ確認しながら進めることが重要です。
バンパーを無理に引きはがすと、クリップ破損やツメ割れにつながります。
構造を理解し、順序通りに作業することで、安全かつ確実に取り外すことができます。






⑤ 純正グリルの取り外し方法
フロントバンパーを取り外したら、次は純正グリルの取り外し作業です。
V36 スカイラインクーペの純正グリルは、バンパー裏側からナットとビスで固定されています。
構造自体はシンプルですが、樹脂ツメや小さな固定部品が多いため、丁寧な作業が重要です。
ナット・ビスの外し方
まずはグリル裏側にある固定ナットを確認します。
10mmナットで固定されている箇所が複数あり、均等に配置されています。
ラチェットと10mmソケットを使用し、対角線順に少しずつ緩めていくと歪みを防げます。
一箇所だけを完全に外すのではなく、全体を軽く緩めてから取り外すと作業が安定します。
ナットを外した後は、周囲のビスやクリップを確認します。
車両年式や仕様によってはビスが追加されている場合もあるため、力を入れる前に固定箇所を再確認してください。
すべての固定が外れたら、グリル本体を前方向へゆっくり押し出します。
ツメで軽く保持されているため、無理に引き抜かず、均等に力をかけるのがポイントです。


紛失防止の工夫
純正グリルの固定ナットやビスはサイズが小さく、落とすと見つけにくい部品です。
特に屋外作業では、アンダーカバー内や地面に落下すると回収が困難になります。
取り外した部品は、以下のように管理すると安心です。
- 小型トレーやマグネットトレーにまとめる
- 外した順番に並べておく
- 写真を撮って配置を記録する
小さな工夫ですが、再組み立て時のミス防止につながります。
外した部品は“戻す前提”で管理する
グリル交換後、純正へ戻す可能性も考えて、ナットやビスは必ず保管しておきましょう。
再使用できる部品がほとんどのため、紛失は余計な出費につながります。
純正グリルが外れると、バンパー中央部は開口状態になります。
この状態で固定部の破損や変形がないかを確認しておくと、社外グリル装着時のトラブルを防げます。






⑥ メッシュ化で発生する問題|補強バーが丸見え
V36 スカイラインクーペをメッシュタイプのグリルへ交換すると、見た目は一気にスポーティになります。
しかし実際に装着してみると、ひとつ気づく点があります。
内部の補強バーやラジエーター周辺が想像以上に見えるということです。
ここは事前に理解しておかないと、「思っていた仕上がりと違う」と感じる可能性があります。
内部構造が見えてしまう課題
純正グリルはフィン形状で内部をある程度隠す構造になっています。
一方、メッシュグリルは開口面積が大きいため、車体前面の補強バー(バンパーホースメント)や各種ステーがはっきり見えます。
特にボディ色が明るい場合、内部のシルバーや無塗装部分が強調されやすく、フロントの印象に影響します。
走行性能に問題が出るわけではありませんが、見た目の完成度という意味では対策が必要なポイントです。
純正バンパーの素材について(PP樹脂)
ここでひとつ補足です。
V36 スカイラインクーペの純正バンパーは、PP(ポリプロピレン)樹脂製でした。
軽量で柔軟性があり、衝撃吸収性に優れている素材です。
そのため、内部に見える補強リブやステー類も同様に樹脂構造となっています。
金属バーとは異なりサビの心配はありませんが、切断や加工を行うと元の強度バランスが変わる可能性はあります。
素材特性を理解したうえで、加工の可否を判断することが重要です。
切断や加工による見た目改善
見た目を整える方法はいくつかあります。
一般的なのは、補強バーの一部を加工して目立ちにくくする方法、もしくはブラックアウト塗装を行う方法です。
加工を行う場合は、不要なステーや飛び出し部分をカットし、断面を整えて仕上げます。
PP樹脂は比較的加工しやすい素材ですが、削り過ぎには注意が必要です。
補強バー自体は衝突安全に関わる部位の一部でもあるため、構造強度に影響する大幅な加工は避けるべきです。
安全性を損なわない範囲で、見える部分のみを処理するのが基本です。
実際に行った加工内容(ホビー用の鋸で切断)
今回、見た目を優先し、自己責任でグリル裏の補強リブを切断しました。
使用したのはホビー用の鋸(のこぎり)です。
電動工具ではなく、あえて手工具でゆっくり作業することで、余計な部分まで削らないようにしました。
作業の流れ
① バンパー裏側から作業スペースを確保
② 樹脂リブの上下2か所をホビー用鋸で丁寧にカット
③ 切断面を耐水ペーパーで整形




PP樹脂は比較的切りやすい素材ですが、力を入れ過ぎると割れやヒビの原因になります。
刃を細かく動かしながら、少しずつ切り進めるのがポイントです。
切断後は耐水ペーパー(#400〜#800程度)で断面を滑らかに整えました。
このひと手間で仕上がりの質感が大きく変わります。
必要に応じてブラック塗装を施せば、メッシュ越しの視界がかなりスッキリします。
加工は必ず自己責任で
今回の加工は、あくまで個人の判断によるものです。
バンパー構造の一部である以上、強度や安全性への影響がゼロとは断言できません。
・強度が気になる方
・安全性を最優先したい方
・将来的に純正状態へ戻す可能性がある方
このような場合は、無加工のまま装着し、塗装のみで目立たなくする方法も有効です。
メッシュ化は確実にフロントの印象を変えるカスタムですが、内部構造が露出する点は避けられません。
あらかじめ素材や構造を理解し、対策を計画しておくことで、完成度の高い仕上がりに近づけることができます。






⑦ ブラックアウト塗装で内部を統一感アップ
V36 スカイラインクーペにメッシュグリルを装着すると、フロントの印象は大きく変わります。
一方で、グリル越しに見える内部パーツの存在感が強くなる点は見逃せません。
特に目立ちやすいのが以下の部位です。
- バンパーレインフォースメント周辺
- 発泡スチロール製エネルギー吸収材
- ウォッシャー液タンク
これらが白やグレーのままだと、フロント全体の統一感が弱く感じられる場合があります。
そこで実施したのが、艶消しブラックによるブラックアウト塗装です。


ブラックアウト塗装の目的
ブラックアウトの目的は、単に黒く塗ることではありません。
- メッシュ越しの視界を整理する
- 不要な色味を抑え、デザインを引き締める
- 外装との一体感を高める
内部を視覚的に目立たなくすることで、グリルデザイン本来の印象を強調する効果があります。
使用した塗装用品
今回の作業で使用した主な用品は以下の通りです。
- シリコンオフスプレー(脱脂用)
- ミッチャクロン(下地密着剤)
- 艶消しブラックスプレー
内部パーツにはPP(ポリプロピレン)樹脂や発泡素材が含まれています。
これらは塗料が密着しにくいため、下地密着剤の使用が重要な工程になります。
作業手順と写真挿入位置
塗装は以下の手順で行いました。
① 脱脂
シリコンオフで油分や汚れを除去します。
② 養生
新聞紙やマスキングテープで周囲を保護します。




③ 下地密着剤の塗布
ミッチャクロンを薄く均一にスプレーします。
④ 艶消しブラックの重ね塗り
一度に厚塗りせず、2〜3回に分けて施工します。




⑤ 乾燥・仕上がり確認
完全乾燥後に色ムラや塗り残しを確認します。


安全性と作業環境に配慮する
レインフォースメントやエネルギー吸収材は安全構造の一部です。
塗装は表面処理にとどめ、構造変更や強度に影響する加工は行わないことが前提です。
また、塗装作業は必ず換気の良い場所で行い、保護手袋やマスクを着用してください。
艶消しブラックを選んだ理由
艶あり塗装は光を反射し、内部がかえって目立つ場合があります。
艶消しブラックを選ぶことで光の反射を抑え、自然に存在感を抑制できます。
結果として、純正然とした落ち着いた仕上がりになります。
ブラックアウト塗装は比較的低コストで実施でき、視覚的な完成度を高められる施工です。
メッシュグリル化を検討している場合は、内部の見え方まで含めて計画することをおすすめします。






⑧ 下部ダミーグリルのメッシュ化で統一感を出す
ZELEフロントグリルを装着すると、フロント上部は本格的なメッシュ仕様になります。
その一方で、バンパー下部のダミーグリルとの質感の差が気になるようになりました。
「上はメッシュ、でも下は樹脂のまま」という状態は、思っている以上に違和感があります。
そこで今回は、下部ダミーグリルもメッシュ化し、フロント全体の統一感を高めることにしました。
汎用メッシュの使用方法
使用したのは市販の汎用アルミグリルメッシュです。
カー用品店やオンラインショップで入手できる一般的なタイプを選びました。


選定時のポイントは次の通りです。
- 上部グリルと近い目の大きさを選ぶ
- 加工しやすいアルミ製を選択する
- 防錆処理済みの製品であること
上部と下部でメッシュの目が大きく異なると、逆に不自然になるため注意が必要です。
カットと成形の流れ
まずはダミーグリル部分の寸法を測定し、それよりやや大きめにメッシュをカットしました。
金属製のため、ペンチを使って少しずつ切り進めます。
ポイントは、完成サイズぴったりで切らないことです。
周囲を折り返して織り込むことで、断面を隠しながら強度を確保できます。
折り返し処理をすることで、手や内部配線を傷つけるリスクも軽減できます。
固定方法(ケーブルクリップ+ホットボンド)
固定には以下の方法を採用しました。
- ケーブルクリップ
- グルーガン(ホットボンド)
まずホットボンドで仮固定し、位置を調整します。
その後、ケーブルクリップで裏側からしっかり固定しました。
外側から固定具が見えないように配置することが重要です。
既存の構造を活用し、大きな穴あけ加工は行っていません。




走行中の脱落防止を最優先
メッシュが走行中に外れると危険です。
仮固定のみで終わらせず、確実に固定されていることを必ず確認してください。
冷却系部品や配線に干渉していないかも併せてチェックします。
作業時間と仕上がりのコツ
今回の作業時間は、およそ20分程度でした。
構造自体がシンプルなため、事前にサイズを測っておけば比較的スムーズに施工できます。
ただし、短時間で終わる作業でも「見た目の完成度」は細かい部分で差が出ます。
仕上がりをきれいに見せるために、意識したポイントは次の3つです。
- 左右対称を意識する
- メッシュの歪みを防ぐ
- 折り返し部分を均一に整える
特に左右バランスは、正面から見たときの印象を大きく左右します。
仮固定の段階で一度離れて全体を確認し、微調整してから本固定するのがおすすめです。
完成後は、上下ともにメッシュデザインが揃い、フロントフェイス全体に統一感が生まれました。
小さなカスタムですが、見た目の完成度は確実に向上します。








⑨ ZELEフロントグリル取り付け手順と完成レビュー
各部の加工と下準備が終わったら、いよいよグリル本体の取り付けです。
作業自体は純正グリルの取り外しと逆の手順になるため、特別に難しい工程はありません。
純正位置固定のポイント
ZELEフロントグリルは純正と同じ固定位置を使用します。
そのため、基本的には無加工で装着可能です。
まずはすべてのナット・ビスを軽く仮止めします。
最初から強く締め込まず、全体のバランスを見ながら位置を整えていきました。
正面から左右の隙間を確認し、ヘッドライトとのラインや上部の高さをチェックします。
メッシュタイプはわずかなズレでも目立ちやすいため、正面・斜めの両方向から確認しました。
位置が決まったら、少しずつ本締めしていきます。
締め付けトルクの注意
FRP製パーツは締め付けすぎに注意が必要です。
過度なトルクをかけると、歪みやクラックの原因になる可能性があります。
インパクト工具は使用せず、ラチェットで様子を見ながら締め付けました。
「しっかり固定されているが、無理な力はかかっていない」状態を目安にしています。
固定後は手で軽く揺すり、ガタつきがないかを確認します。
問題がなければバンパーを元に戻して取り付け完了です。


完成後の見た目・印象レビュー
装着後、改めて正面から車両を見るとフロントの印象がはっきり変わりました。
純正状態は落ち着いた雰囲気ですが、メッシュ仕様になることでフロントフェイスが引き締まります。
内部をブラックアウトしているため、メッシュ越しに見える部分も自然で、違和感はありません。
さらに下部ダミーグリルもメッシュ化していることで、上下のデザインに統一感が生まれました。
部分的な変更でも、全体を整えることで完成度が高まると感じました。
Before / After 比較
Before
純正グリルは落ち着いたデザインで、全体的に上品な印象です。
一方で、やや控えめな見た目のため、スポーティさという点では物足りなさを感じる方もいるかもしれません。




After
ZELEフロントグリル装着後は、メッシュ形状によってフロントの抜け感が生まれ、引き締まった印象に変わります。
過度に主張しすぎず、それでいてしっかりとスポーティさが加わるため、自然なカスタムに仕上がります。




大きく形状が変わるカスタムではありませんが、細部の変化が全体の印象に影響します。
派手すぎない自然なスポーティさを求める方には、満足度の高いカスタムだと思います。






⑩ よくある質問|V36スカイラインクーペのグリル交換Q&A
❓Q. グリル交換はDIYでもできますか?
A. 可能ですが、バンパー脱着が必要です。
V36スカイラインクーペの場合、フロントグリル単体では外せず、バンパーの取り外しが必要になります。
工具と作業スペースが確保できればDIYでも対応可能ですが、初めての場合は時間に余裕を持つことが重要です。
❓Q. ZELEフロントグリルは塗装しないとダメですか?
A. 基本的に塗装前提のパーツです。
黒ゲルコート仕上げはあくまで下地のため、そのまま使用すると質感がチープに見えることがあります。
長く使うことを考えると、塗装して仕上げるのがおすすめです。
❓Q. メッシュグリルにすると何が変わりますか?
A. 見た目がスポーティになり、内部が見えるようになります。
開口部が広くなることでフロントの印象が引き締まります。
その反面、補強バーや内部パーツが見えるため、ブラックアウトなどの対策を行うと完成度が上がります。
❓Q. 補強バーの加工は必要ですか?
A. 必須ではありませんが、見た目は変わります。
そのままでも装着は可能ですが、メッシュ越しに補強バーが目立つ場合があります。
見た目を重視する場合のみ、自己責任で加工や塗装を検討するとよいでしょう。
❓Q. 作業時間はどれくらいかかりますか?
A. 約2〜3時間が目安です。
バンパー脱着からグリル交換までの基本作業であれば、この程度で完了します。
加工や塗装を含める場合は、さらに時間が必要になります。
❓Q. DIY初心者でもできますか?
A. 工具があれば可能ですが、慎重な作業が必要です。
作業自体は難しくありませんが、クリップや配線の取り扱い、位置調整など注意点が多いです。
不安な場合は無理せず、部分的に専門業者へ依頼するのも一つの選択です。






まとめ|ZELEフロントグリル交換を終えて
今回のZELEフロントグリル装着は、単なるドレスアップではなく、フロントフェイス全体の印象を整えるカスタムでした。
グリル本体の交換だけであれば比較的シンプルな作業ですが、実際には以下の工程を行っています。
- FRPパーツの塗装(外注)
- 補強バーの見え方対策
- 内部パーツのブラックアウト塗装
- 下部ダミーグリルのメッシュ化
- 最終的な位置調整と固定確認
これらを順番に進めることで、完成後の見た目に統一感が生まれました。
派手さを求めるカスタムではありませんが、純正の雰囲気を活かしつつ自然にスポーティさを加えられる点が特徴です。


作業時間・費用・DIY難易度
今回の内容をもとに、目安としてまとめると以下のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作業時間 | 約2〜3時間(加工・組み付け)※塗装乾燥時間除く |
| 費用 | 約4〜6万円前後(グリル本体+塗装代含む) |
| DIY難易度 | ★★★☆☆(中級レベル) |
※工具や塗料を所有している場合は費用を抑えられる可能性があります。
※塗装をDIYで行う場合は、追加の作業時間が必要になります。
今回のカスタムで大切だと感じたこと
作業を通して感じたポイントは次のとおりです。
- 仮止め段階での位置調整が仕上がりを左右する
- FRPは締め付けすぎない
- メッシュ化する場合は内部処理も重要
- 上下デザインの統一が満足度に直結する
特別な専門工具は不要ですが、丁寧に確認しながら進める姿勢が大切だと感じました。
総評
大きなエアロ変更ほどのインパクトはありませんが、フロントフェイスの印象は確実に変わります。
「純正のバランスは崩したくない」
「でも少しスポーティにしたい」
そう考えている方には相性の良い選択肢だと思います。
DIYで施工する場合は、必ず自己責任で行い、安全確認を徹底してください。固定不良は走行時のトラブルにつながる可能性があります。
丁寧に作業すれば、満足度の高い仕上がりが期待できるカスタムです。















