スカイラインクーペ(V36/CKV36)のリアまわり、「もう少しスッキリさせたい」と感じたことはありませんか。
純正のエンブレムはデザインとして完成されていますが、
あえて取り外すことで、ボディラインが際立ち、より洗練された印象に変えることができます。
実際に筆者もエンブレムを剥がしてみましたが、
特別な工具がなくても作業でき、短時間で見た目の変化をしっかり実感できるDIYカスタムでした。
また、見た目だけでなく、汚れが溜まりにくくなるなど、
日常のメンテナンス性にもメリットがあります。
この記事では、実体験をもとに、初心者の方でも安心して取り組めるように、
スカイラインクーペのエンブレム剥がしについて分かりやすく解説していきます。
この記事では、以下の内容を紹介します👇
✅ エンブレムレス化で見た目がどう変わるのか
✅ 初心者でもできるエンブレムの外し方
✅ 失敗を防ぐための注意点と対処法
✅ 再貼り付けまで含めた仕上げのポイント
「費用をかけずに愛車の印象を変えたい」方や、
「まずは手軽なDIYから始めたい」方にとって参考になる内容です。
りょー


🚨 注意|カスタム・DIY整備は自己責任で!
この記事では、スカイラインクーペ(V36/CKV36)のエンブレム剥がし方法を解説していますが、
すべての作業は自己責任で行う必要があります。
車両の状態や年式、保管環境によっては、同じ手順でも仕上がりに差が出ることがあります。
特にエンブレム周辺の塗装は、紫外線の影響や経年劣化によりデリケートになっている場合があるため、
慎重に作業を進めることが重要です。
無理な作業は、塗装剥がれやキズの原因になります。
安全にDIYを行うために、以下のポイントを必ず確認してください。
- 平坦で安全な場所で作業する
- 作業前にボディの汚れを落とし、状態を確認する
- 無理に力をかけず、少しずつ作業を進める
また、以下のようなケースではDIYを控えるか、専門業者への依頼も検討してください。
- 塗装の状態に不安がある場合
- 深いキズや劣化が見られる場合
- 作業に自信がない場合
エンブレム剥がしは比較的簡単なカスタムですが、
正しい手順と慎重な作業があってこそ安全に仕上げることができます。
焦らず、無理をせず、確実に作業を進めることを心がけましょう。
① スカイラインクーペのエンブレムを剥がすメリット
「エンブレムはそのままの方がいいのでは?」
最初はそう感じる方も多いと思います。
筆者も当初は、INFINITI仕様に変更するためにエンブレムを貼り替える予定でした。
しかし実際に剥がしてみると、想像以上にスッキリとした印象に変化し、そのままでも十分に完成された見た目になりました。
ここでは、実際に作業して感じたメリットを具体的に解説していきます。
エンブレムレス化で見た目はどう変わる?
エンブレムを外すと、まず感じるのが視覚的な変化です。


Before


After
エンブレムがある状態では、「SKYLINE」という文字が視線を引きつけるため、
どうしてもロゴが主役のような印象になります。
一方でエンブレムを取り外すと、ロゴによる主張がなくなり、
ボディのラインや全体のシルエットそのものが強調されるようになります。
特にスカイラインクーペ(V36/CKV36)はリアに丸みと厚みがあるデザインなので、
余計な装飾がなくなることで、本来の造形の美しさがより際立つ仕上がりになります。
見た目の変化としては派手ではありませんが、
「分かる人には分かる」という落ち着いたカスタムに仕上がるのが特徴です。
リアビューがスッキリする理由
エンブレムを外すと「なぜこんなにスッキリ見えるのか」。
これは見た目の情報量が関係しています。
エンブレムは小さなパーツですが、視覚的な情報としては意外と大きな影響を持っています。
ロゴがあることで、見る側は無意識にその部分に注目します。
その結果、リア全体の印象が分断されて見えてしまうことがあります。
一方でエンブレムを外すと、視線の引っかかりがなくなり、リア全体を一つの面として認識できるようになります。
また、凹凸がなくなることで光の反射も均一になり、
結果としてフラットでまとまりのあるリアビューに変化します。
この「視線の流れ」と「面の統一感」が、スッキリ見える大きな理由です。
高級感・洗車性アップのメリット
見た目の変化だけでなく、実用面でもメリットがあります。
まず感じるのは、全体の雰囲気が落ち着くことです。
装飾が減ることで主張が控えめになり、シンプルで上質な印象に変わります。
特にブラックボディの場合は、
光の反射と相まってボディの面が強調されるため、より引き締まった印象になります。
さらに、実際に使ってみて意外と大きかったのが洗車のしやすさです。
- エンブレムの隙間に汚れが溜まらなくなる
- 水垢や黒ずみが発生しにくくなる
エンブレム周辺は細かい凹凸があるため、どうしても汚れが残りやすい部分です。
それがなくなることで、拭き取り作業がシンプルになり、洗車全体の効率が上がります。
見た目と実用性の両方でメリットがある点は、このカスタムの大きな魅力です。
低コストでできるカスタムの魅力
エンブレム剥がしは、数あるカスタムの中でも特にハードルが低い作業です。
特別な工具を必要とせず、基本的には身近なもので対応できます。
そのため、費用をほとんどかけずに見た目を変えられる点が大きな強みです。
また、作業自体も複雑ではなく、
手順を守って慎重に進めれば、初心者でも十分に対応可能です。
「いきなり大きなカスタムは不安」という方には、最初の一歩として非常に適しています。
さらに、もし元に戻したくなった場合でも、
両面テープを使えば再度取り付けが可能です。
このように、
- コストがかからない
- 作業難易度が低い
- 元に戻すこともできる
という点から、リスクを抑えながらカスタムを楽しめる方法と言えます。
仕上げをより綺麗にしたい場合は、コンパウンドを使うと効果的です。






② エンブレム剥がしに必要な道具と選び方
エンブレム剥がしは一見シンプルな作業ですが、道具選びによって仕上がりと安全性が大きく変わります。
実際にやってみると「何を使えばいいのか分からない」という方も多く、ここで迷うと失敗につながりやすいポイントです。
無理に剥がそうとすると塗装に傷が入る可能性もあるため、最初の準備が非常に重要です。
ここでは、実際の作業に必要な道具と、初心者でも失敗しにくい選び方のポイントを解説します。
必須アイテム(マスキング・釣り糸・クロス)
まずは最低限必要になる基本アイテムです。
これらを揃えておけば、ボディを傷つけずに安全にエンブレムを剥がすことができます。
エンブレム剥がしは無理に力をかけると塗装トラブルにつながるため、
道具選びの時点で仕上がりが大きく変わるポイントです。
- マスキングテープ
→ ボディ保護用。作業中に糸や手が当たっても傷を防げます。
→ 弱粘着タイプを選ぶことで、剥がす際の塗装ダメージも防げます。 - 釣り糸(ナイロン製)
→ エンブレム裏の両面テープを切り離すために使用します。
→ 細すぎると途中で切れるため、3号前後の太さが扱いやすくおすすめです。 - マイクロファイバークロス
→ 糊の拭き取りや仕上げ磨きに使用します。
→ 繊維が細かく柔らかいものを選ぶことで、塗装への傷を防げます。
「切る・守る・仕上げる」の3つを意識して道具を揃えると失敗しにくくなります。
道具選びでは「作業のしやすさ」よりも、ボディを傷つけないことを最優先に考えるのが重要です。
あると仕上がりが変わるおすすめ用品
基本アイテムだけでもエンブレムを剥がすことは可能ですが、
仕上がりにこだわる場合は、専用ケミカルを使うことで完成度が大きく変わります。
特にエンブレムを外した後は、両面テープの跡やうっすらとしたくもりが残りやすく、
そのままにしておくと見た目に違和感が出てしまうことがあります。
こうした部分をきれいに整えるために有効なのが、
シール剥がし剤やコンパウンドといった仕上げ用ケミカルです。
例えば、塗装面に対応したシール剥がしを使えば、
無理に擦らなくても糊を浮かせて除去できるため、ボディへの負担を抑えることができます。
また、コンパウンドを使って軽く磨くことで、
エンブレム跡のくもりや微細な傷を整え、より自然な仕上がりに近づけることが可能です。


初心者向け便利アイテム(専用キットなど)
「できるだけ簡単に作業したい」「失敗のリスクを減らしたい」という方には、
エンブレム剥がし専用のキットを使うのも一つの方法です。
専用キットには、ワイヤーに持ち手が付いたものや、シール剥がし剤がセットになっているものが多く、
手の負担を減らしながら安全に作業できるのが特徴です。
特に釣り糸を使う方法は手軽ですが、長時間作業すると指が痛くなったり、力がうまく入らないこともあります。
その点、専用キットであれば安定して力をかけられるため、初心者でも均一に作業しやすくなります。
ただし、これらはあくまで補助的なアイテムです。
必須ではないため、まずは基本の道具で作業してみて、「やりにくい」と感じた場合に追加する形でも問題ありません。
無理に揃える必要はなく、自分の作業スタイルに合わせて選ぶことが大切です。
道具選びで失敗しないポイント
エンブレム剥がしはシンプルな作業ですが、道具選びを間違えると塗装ダメージや仕上がりの悪化につながることがあります。
まず意識したいのは、「切る・守る・仕上げる」の流れです。
釣り糸で両面テープを切り、マスキングでボディを保護し、クロスで仕上げる。
この流れに合った道具を選ぶことで、無理なく作業が進められます。
特に注意したいのが、金属製のヘラや硬い工具です。
効率よく剥がせそうに見えますが、塗装に傷が入るリスクが高いため基本的には使用しない方が安全です。
また、ケミカル類を使う場合は「塗装対応」と書かれているものを選ぶことが大切です。
強い溶剤は糊を落としやすい反面、塗装にダメージを与える可能性があります。
道具は多く揃える必要はありません。
まずは基本のアイテムを用意して、必要に応じて追加していく方が失敗しにくくなります。






③ スカイラインクーペのエンブレムの外し方【DIY手順】
ここからは、実際に筆者が行ったエンブレム剥がしの手順を解説します。
作業自体はシンプルですが、「焦らず・無理をしない」ことが仕上がりを大きく左右します。
特にスカイラインクーペ(V36/CKV36)は塗装面が広く、光の反射で細かなキズや跡が目立ちやすい車種です。
そのため、一つひとつの工程を丁寧に進めていくことが重要になります。
手順① マスキングでボディ保護
まず最初に行うのが、ボディの保護です。
この工程は地味に見えますが、仕上がりと安全性を左右する重要なポイントです。
エンブレム剥がしでは、釣り糸や工具がボディに触れる場面があるため、
そのまま作業すると細かいキズが入るリスクがあります。
あらかじめマスキングしておくことで、こうしたトラブルを防ぐことができます。


作業方法はシンプルで、エンブレムの周囲を囲うようにマスキングテープを貼るだけです。
このときのコツは、エンブレムから3〜5mmほど離して貼ることです。
近すぎると作業スペースが狭くなり、糸が動かしにくくなります。
逆に離れすぎると保護範囲が足りず、意味が薄くなってしまいます。
また、テープは軽く貼るだけでなく、指でしっかり押さえて密着させておきましょう。
浮いていると、作業中にめくれてしまうことがあります。
マスキングは“保険”ではなく“必須工程”です。
このひと手間で、キズや失敗のリスクを大きく減らせます。
さらに、作業環境も重要です。
炎天下では塗装が柔らかくなりやすく、粘着跡やダメージの原因になります。
そのため、できるだけ日陰や屋内など、
落ち着いて作業できる環境で行うことをおすすめします。
手順② 釣り糸でエンブレムを剥がす
マスキングが完了したら、いよいよエンブレム本体を外していきます。
ここでは、釣り糸または専用ワイヤーを使って、塗装を傷つけずに安全に剥がす方法を解説します。




やり方はシンプルで、釣り糸をエンブレムの裏側に差し込み、
左右に動かしながら両面テープを“切るように”進めていきます。
このときのポイントは、引っ張るのではなく、ノコギリのように細かく動かすことです。
力任せに引くと、塗装ダメージやエンブレムの変形につながるため注意が必要です。
また、作業前にドライヤーで軽く温めておくと、両面テープが柔らかくなり、よりスムーズに剥がせます。
温める際は、20cmほど離して中温で当てるのがコツです。
近づけすぎると塗装にダメージを与える可能性があります。
作業時に意識したいポイントです。
- 糸は細すぎないものを使う(3号前後がおすすめ)
- 指に巻きつけず、手袋や布で保護する
- 一気に進めず、少しずつ切り離す
専用工具を使いたい場合は、グリップ付きのエンブレム剥がしキットも便利です。
力を入れやすく、安定した作業ができるため、初心者にも向いています。
この工程がうまくいけば、エンブレム本体はキレイに取り外せます。
次は、ボディに残った糊の除去作業に進みます。
手順③ 両面テープ(糊)を除去する方法
エンブレムを外した後は、ボディに残った両面テープ(糊)を除去していきます。
この工程は仕上がりに直結するため、丁寧に行うことが重要です。
雑に処理してしまうと、跡が目立ったりキズの原因になるため注意しましょう。


まずは、大きく残っている糊を指で軽く転がすようにして取り除きます。
この段階では無理に全部取ろうとせず、取れる部分だけを優しく処理するのがポイントです。
その後、細かく残った糊は専用のシール剥がし剤を使って落としていきます。
クロスに少量なじませ、軽く拭き取るようにすると、無理なく除去できます。
糊は「削る」のではなく、溶かして落とすのが基本です。
無理に擦ると、細かいキズや塗装ダメージの原因になります。
作業中にやりがちなのが、爪や硬いものでこすってしまうことですが、
これは塗装にダメージを与えるリスクがあるため避けましょう。
また、パーツクリーナーなど強力な溶剤の使用もおすすめできません。
塗装への影響が出る可能性があるため、ボディ対応のケミカルを使うのが安全です。
ここまで丁寧に処理できれば、見た目はかなり整ってきます。
次の工程では、表面をさらに整えて仕上がりを高めていきます。
手順④ コンパウンドで仕上げるコツ
両面テープ跡を除去した後は、コンパウンドで表面を整えていきます。
この工程では、エンブレム跡の段差やくもりを目立ちにくくする「下地作り」が目的です。


コンパウンドは少量をクロスに取り、円を描くように優しく磨いていきます。
強く擦る必要はなく、表面を均すイメージで軽くなじませるのがポイントです。
作業の目安としては、光に当てたときに大きな違和感がなくなる程度でOKです。
この段階で完璧に仕上げようとしないことが重要です。
やりすぎるとクリア層を傷める原因になります。
コンパウンド後は多少のくもりやムラが残っていても問題ありません。
最終的なツヤ出しや細かい仕上げは、次の工程で行います。
手順⑤ 最終仕上げ(ツヤ出し・保護)
コンパウンドで表面を整えた後は、最終仕上げの工程です。
このひと手間で、エンブレム跡の違和感をさらに自然に仕上げることができます。




今回使用したのは、QUIXXの補修ケミカルです。
細かなくもりや糊跡を整えるのに適しており、初心者でも扱いやすいのが特徴です。
作業は難しくなく、以下の流れで行います。
- クロスに少量取り、円を描くように優しく磨く
- 表面がなめらかになったら、乾いたクロスで拭き上げ
- 光の反射を見ながらムラをチェックする
ここで重要なのは、力を入れすぎないことです。
あくまで表面を整えるイメージで、軽く仕上げるのがコツです。
磨きすぎは逆にムラやキズの原因になります。
違和感が取れた時点で止めるのが、キレイに仕上げるコツです。
最後に、コーティング剤やワックスを軽く塗布しておくと、塗装面を保護しつつ、汚れの付着も防ぐことができます。
この工程までしっかり行うことで、
“ただ剥がしただけ”ではなく、完成度の高いエンブレムレス仕様に仕上がります。






④ エンブレム剥がし後の注意点と失敗防止ポイント
エンブレムを剥がした直後は見た目がスッキリして満足感がありますが、
その後の処理を怠ると「跡が目立つ」「塗装を傷める」といったトラブルにつながる可能性があります。
ここでは、実際に作業して感じた注意点と、失敗を防ぐためのポイントを解説します。
塗装の日焼け・色ムラ対策
エンブレムが付いていた部分は、長年紫外線に当たっていなかったため、
周囲の塗装と比べてわずかに色味が違って見えることがあります。
特にブラックなどの濃色車では、この違いが光の当たり方によって目立つことがあります。
この状態は異常ではなく、いわゆる「日焼けムラ」によるものです。
完全に消すことは難しい場合もありますが、適切なケアを行うことで目立ちにくくすることは可能です。
エンブレム剥がし後は、できるだけ早めに保護とケアを行うことが重要です。
具体的には、表面を軽く磨いて全体のトーンを整えたうえで、コーティング剤やワックスを使用して保護します。
これにより紫外線の影響を抑え、周囲とのなじみが徐々に良くなっていきます。
また、定期的に洗車を行うことで、汚れによる色の差も防ぐことができます。
やりがちな失敗と対処法
エンブレム剥がしで多い失敗は、作業中よりも「仕上げ工程」で起こることが多いです。
以下のようなミスは特に多いため、事前に把握しておくことが大切です。
- 無理に糊を削ってしまい、細かいキズが入る
- コンパウンドを強くかけすぎてツヤがムラになる
- 日焼け跡を気にして過剰に磨いてしまう
こうした失敗の多くは、「早くキレイにしたい」という焦りから起こります。
対処として重要なのは、状態を見ながら少しずつ作業を進めることです。
一度に完璧に仕上げようとするのではなく、必要に応じて日を分けて調整するくらいの余裕を持つ方が、結果的にキレイに仕上がります。
特にコンパウンド作業は、やりすぎるとクリア層を削る原因になるため、慎重に行う必要があります。
塗装を傷めないための注意点
エンブレム剥がし後のトラブルで最も避けたいのが、塗装ダメージです。
塗装面は見た目以上に繊細で、強い摩擦や不適切なケミカルによって簡単にダメージを受けてしまいます。
そのため、以下の点を意識することが重要です。
- 硬い工具で擦らない
- パーツクリーナーなど強い溶剤を使わない
- コンパウンドは最小限にとどめる
これらを守ることで、塗装を傷めるリスクを大きく減らすことができます。
エンブレム剥がしは「削る作業」ではなく「整える作業」です。
この意識を持つだけで、作業の質と仕上がりが大きく変わります。
焦らず、丁寧に仕上げていくことが最も重要です。






⑤ エンブレムの再貼り付け方法とコツ
エンブレムを一度外したあとでも、元に戻したくなるケースはあります。
その際に重要になるのが、位置の正確さと貼り付けの確実性です。
見た目に直結する部分なので、ここを雑にしてしまうと仕上がりに違和感が残ります。
ここでは、失敗しないための再貼り付け方法を順番に解説します。
正しい位置決めのやり方
エンブレムの再貼り付けで最も重要なのが「位置決め」です。
ここがズレてしまうと、全体のバランスが崩れ、純正らしさや完成度が大きく損なわれてしまいます。
特にスカイラインクーペのようにリアデザインがシンプルな車両は、
わずかなズレでも違和感として目立ちやすいため注意が必要です。
そのため、エンブレムを剥がす前の記録が非常に重要になります。
筆者は実際に、以下の方法で事前に位置を記録しました。
- メジャーを使い、左右の端からの距離・高さを数値で測定
- トランクの端やナンバー位置など、基準になるポイントから測る
- 正面からスマートフォンで写真を撮影し、位置関係を記録




このように「数値」と「視覚情報」の両方で記録しておくことで、
再貼り付け時に迷うことなく、純正に近い位置を正確に再現できます。
さらに精度を高めたい場合は、マスキングテープを活用します。
エンブレムの上下や端に沿ってテープを貼り、ガイドラインを作っておくと、貼り付け時の目印になり、ズレ防止に効果的です。
また、測定時は左右対称も意識することが重要です。
片側だけ測ってしまうと微妙なズレに気付きにくいため、必ず左右両方から確認してバランスを取るようにしましょう。
この工程を丁寧に行っておくことで、再貼り付け時の精度が大きく変わり、仕上がりの完成度も格段に向上します。
脱脂・貼り付け手順
※本記事では最終的にエンブレムレス仕様としていますが、
再貼り付けを行う場合の手順として参考にしてください。
位置決めが完了したら、いよいよ貼り付け作業に入ります。
この工程で重要なのは、脱脂(下地処理)を確実に行うことです。
ボディ表面には、目に見えない油分やワックス成分が付着しています。
これが残ったままだと両面テープがしっかり密着せず、後から浮きや剥がれの原因になります。
まずはシリコンオフなどの脱脂剤をクロスに取り、貼り付け面をやさしく拭き上げます。
拭き取りは一方向に行い、汚れを広げないようにするのがコツです。
乾いたクロスで仕上げ拭きをしておくと、より確実です。
脱脂が完了したら、新しい両面テープをエンブレム側に貼り付けます。
外装パーツには、耐熱・耐候性に優れた車両用テープを使用するのが安心です。
貼り付ける際は、あらかじめ決めた位置に軽く合わせ、ズレがないか最終確認してから圧着します。
圧着は一気に押すのではなく、
中央から外側に向かって均等に力をかけるイメージで行うと密着性が高まります。
また、気温も仕上がりに影響します。
気温が低いとテープが硬くなり密着力が落ちるため、20〜30℃前後での作業が理想です。
寒い場合はドライヤーで軽く温めると効果的です。
貼り付け直後は完全に固定されていないため、数時間は洗車や雨を避けて定着させることが大切です。
失敗しない貼り直しのポイント
エンブレムの貼り付けでよくあるのが、位置ズレや貼り直しによる失敗です。
貼り付け自体はシンプルな作業ですが、ちょっとしたミスで仕上がりに大きな差が出ます。
特に注意したいのが貼り直しです。
両面テープは一度圧着すると粘着力が落ちるため、貼り直すほど剥がれやすくなるリスクがあります。
そのため、作業前にしっかり位置確認を行い、一発で決める意識を持つことが重要です。
また、ズレを防ぐためには、
- 仮合わせで位置を確認する
- マスキングでガイドを作る
- 数値と写真で位置を記録しておく
といった事前準備が効果的です。
貼り付けはシンプルな作業ですが、準備と意識次第で仕上がりが大きく変わります。
準備と確認をどれだけ丁寧に行うかで仕上がりが大きく変わります。






⑥ ビフォーアフター比較|エンブレムレスの変化
エンブレム剥がしは小さなカスタムに見えますが、実際に比較してみるとリア全体の印象が大きく変わるのが分かります。
ここでは、Before/Afterをもとに変化のポイントを整理していきます。
Before/Afterで見た目はどう変わる?
まずは実際の変化を確認します。




エンブレムが付いている状態では、「SKYLINE」のロゴが視線を集めるため、
どうしてもその部分が主役のような印象になります。
一方でエンブレムを外すと、ロゴによる主張がなくなり、
ボディ全体のラインや面の流れに自然と視線が向くようになります。
この違いにより、見た目の印象は以下のように変化します。
- ロゴ中心の見た目から、ボディライン重視の見た目へ
- パーツ単体の主張から、全体のまとまりへ
見た目の方向性が変わることで、同じ車でも雰囲気が大きく変わるのが特徴です。
ブラックボディとの相性
エンブレムレス化はどのカラーでも効果がありますが、特にブラックボディとの相性は非常に良いと感じました。


ブラックは光の反射によってボディラインが強調されるカラーです。
そこにエンブレムがあると、凹凸によって反射が分断されてしまいます。
エンブレムを外すことで面がフラットになり、
光の流れが途切れず、より滑らかで引き締まった印象になります。
また、装飾が減ることで色そのものの存在感が強まり、
結果としてシンプルながらも重厚感のある見た目に仕上がります。
エンブレムレスの印象レビュー
実際にエンブレムレス化して感じた印象は、
「派手ではないが、確実に質感が上がるカスタム」というものでした。
見た目の変化は控えめですが、よく見ると違いが分かるため、
落ち着いたカスタムを好む方には特に相性が良いと感じます。
また、街中で見かけるスカイラインクーペは純正状態が多いため、
エンブレムレスにすることでさりげなく差別化できる点も魅力です。
さらに、INFINITI仕様など次のカスタムにもつなげやすく、
方向性の自由度が高いのもメリットのひとつです。
仕上がりに納得できない場合でも、再度エンブレムを貼り直すことができるため、
リスクを抑えて試せる点も安心材料になります。






⑦ 使用アイテムまとめとおすすめ商品
ここでは、実際に作業で使用したアイテムと、あると便利なおすすめ商品をまとめています。
前の項目で道具の選び方を解説しましたが、「具体的に何を用意すればいいのか分からない」という方も多いと思います。
そんな方は、まずこの中から揃えておけば、問題なく作業を進めることができます。
実際に使用した道具一覧
今回のエンブレム剥がしで実際に使用したアイテムを紹介します。
特別な工具は使っておらず、身近に揃うものだけで作業しています。
そのため、これからDIYに挑戦する方でも、同じように再現しやすい内容になっています。
まずは最低限の構成として、以下のアイテムを使用しました。
- マスキングテープ(ボディ保護用)
→ 作業中に工具や糸が当たっても、ボディに傷が付くのを防ぐ保護用アイテムです。
- 釣り糸(ナイロン製)
→ エンブレム裏の両面テープを切り離すために使い、安全に剥がすためのメイン工具です。
- マイクロファイバークロス
→ 糊の拭き取りや仕上げに使用し、塗装を傷つけずにきれいに整えることができます。
これらはすべて、エンブレムを安全に剥がすための基本アイテムです。
無理に力をかけることなく、ボディを傷つけずに作業するために重要な役割を持っています。
また、作業中に困ることはほとんどなく、
この3点があればスムーズにエンブレムを外すことができました。
必要以上に道具を揃える必要はなく、
まずはこの基本セットを用意することで、十分に対応できます。
仕上がりを重視するおすすめアイテム
基本アイテムだけでもエンブレムを剥がすことはできますが、
仕上がりにこだわる場合は、いくつかアイテムを追加することで完成度が大きく変わります。
実際に作業して感じたのは、エンブレムを外した後の処理が一番差が出るポイントということです。
両面テープの跡やくもりは意外と残りやすく、そのままにすると「剥がした感」が出てしまいます。
そこで役立つのが、仕上げ用のケミカルです。
- QUIXX 塗装面用傷リペアシステム
→ エンブレム跡のくもりや微細なキズを整えて、自然なツヤに仕上げることができます。
- シリコンオフ(脱脂剤)
→ 糊残りや油分をしっかり除去できるため、仕上げのムラを防ぐのに効果的です。
- Holts エンブレム取り外しキット
→ ワイヤーに持ち手が付いており、均一に力をかけやすく作業が安定します。
これらを使うことで、単に剥がすだけでなく、最初からエンブレムが無かったような自然な仕上がりに近づきます。
すべて揃える必要はありませんが、
1つでも取り入れると見た目の完成度が大きく変わるため、余裕があれば用意しておくのがおすすめです。
初心者におすすめの組み合わせ
「いろいろ紹介されても、結局どれを揃えればいいのか分からない…」
そんな方に向けて、実際の作業をもとにしたおすすめの組み合わせを紹介します。
まず前提として、すべてのアイテムを揃える必要はありません。
基本はシンプルで、必要なものだけ揃えれば十分に作業できます。
はじめて挑戦する場合は、以下の組み合わせがおすすめです。
- マスキングテープ+釣り糸+マイクロファイバークロス
→ エンブレムを安全に剥がすための基本セット。まずはこれでOKです。 - 上記+シリコンオフ
→ 糊残りや油分をしっかり落とせるため、仕上がりをワンランク上げたい方におすすめです。 - 上記+QUIXX
→ 最終仕上げまでこだわりたい方に。くもりや微細なキズを整えて自然なツヤに仕上がります。
このように、段階的にアイテムを追加していくことで、無駄なく準備することができます。
最初からすべて揃えなくても、自分の目的に合わせて少しずつ揃えていけば問題ありません。
エンブレム剥がしは難しい作業ではないので、まずは基本セットから気軽に始めてみるのがおすすめです。
使用アイテムまとめ表
ここまで紹介した内容をもとに、使用アイテムを一覧でまとめました。
「どの道具が何の役割なのか」を整理しておくと、準備の抜け漏れを防ぐことができます。
作業前のチェック用としても活用してみてください。
| カテゴリー | 使用アイテム | 役割 |
|---|---|---|
| 保護 | マスキングテープ | ボディの傷防止 |
| 剥がし | 釣り糸(ナイロン製) | 両面テープを切る |
| 拭き取り | マイクロファイバークロス | 糊・汚れの除去 |
| 脱脂 | シリコンオフ | 油分除去・仕上げ補助 |
| 仕上げ | QUIXX | ツヤ出し・くもり除去 |
| 補助 | Holts エンブレム取り外しキット | 作業効率アップ |
| 再貼付 | 3M 両面テープ | エンブレム固定 |
この中からすべて揃える必要はありませんが、
基本アイテム+必要に応じて追加という形で選べば、無理なく準備できます。
まずは最低限の道具で作業してみて、
「もう少し仕上がりにこだわりたい」と感じたタイミングで追加していくのがおすすめです。






⑧ エンブレム剥がしのよくある疑問と回答(Q&A)
エンブレム剥がしはシンプルな作業ですが、初めてだと不安や疑問も多いと思います。
ここでは、実際によくある質問をまとめて解説します。
❓Q. エンブレムを剥がすと跡は残る?
A. うっすら残る場合があります。
エンブレム下は紫外線に当たっていないため、周囲と色味が違って見えることがあります。
ただし、コンパウンドで軽く磨いたり、洗車やコーティングを繰り返すことで徐々に目立ちにくくなります。
完全に消えるかどうかは、年式や保管状態によって差があります。
❓Q. 初心者でも本当にできる?
A. 手順を守れば十分可能です。
エンブレム剥がしは、特別な技術が必要な作業ではありません。
釣り糸で切り離し、糊を除去して仕上げるという流れを守れば、初心者でも対応できます。
重要なのは、焦らず丁寧に作業することです。
❓Q. 塗装にダメージはない?
A. 正しく行えばほとんどありません。
ナイロンの釣り糸や専用ケミカルを使用すれば、塗装へのダメージは最小限に抑えられます。
ただし、硬い工具でこじったり、強く擦るとキズの原因になるため注意が必要です。
道具選びと作業方法が重要になります。
❓Q. 再貼り付けは簡単にできる?
A. 両面テープがあれば可能です。
エンブレムは両面テープで固定されているため、脱脂後に新しいテープを使えば再装着できます。
ただし、位置ズレがあると見た目に影響するため、貼り付け前の位置決めが重要です。
一発で決める意識で作業するのがポイントです。






まとめ|エンブレム剥がしは初心者におすすめのDIYカスタム
スカイラインクーペ(V36/CKV36)のエンブレム剥がしは、
大きなパーツ交換をしなくても見た目の印象をしっかり変えられるカスタムです。
実際にやってみると、作業自体はシンプルでありながら、
リアビューのスッキリ感や高級感の変化をしっかり体感できる内容でした。
今回のポイントを整理すると、以下の通りです。
- エンブレムを外すだけでリアの印象が大きく変わる
- 特別な工具がなくてもDIYで対応できる
- 洗車性やメンテナンス性も向上する
- 正しい手順を守れば塗装ダメージのリスクは低い
見た目の変化だけでなく、実用面でもメリットがある点は大きな魅力です。
作業の目安(時間・費用・難易度)
実際に作業してみた体感ベースで、
時間・費用・難易度の目安をまとめると以下の通りです。
これから挑戦する方は、作業前の参考にしてみてください。
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 作業時間 | 約30分〜1時間 |
| 費用 | 0円〜3,000円程度 |
| DIY難易度 | ★☆☆☆☆(初心者でも可能) |
作業時間も短く、特別な工具も必要ないため、
「気軽にできるDIYカスタム」としてかなり始めやすい内容です。
エンブレム剥がしは、コストを抑えつつ変化を楽しめるカスタムです。
「まずは何かDIYしてみたい」という方にとって、最初の一歩として非常におすすめできます。
また、エンブレムレス状態にすることで、
INFINITI仕様やリアカスタムなど、次のステップにもつなげやすくなります。
小さな変化ではありますが、仕上がりの満足度は高く、愛車への愛着がより強くなるカスタムだと感じました。














