ある日ツーリング前の点検中、メーターがガタついている…?と思ったら、
なんとスピードメーターステーが振動で折れてしまいました💦
愛車XL1200Lは鼓動感が魅力のバイクですが、
その分金属パーツへの振動負荷が大きいのも事実です。
使用していたのは「Cycle Visions スポーツスター スピードメーター移動キット(CV5051)」。
見た目も質感も最高ですが、価格は約2.4万円と高額。
すぐに買い直すのは少し迷う金額です…。
そこで今回は、暫定的に使用するメーターステーを購入して修理しました🔧
取り付けは六角レンチ1本だけ。
DIYでも簡単にできる応急対応としては、かなりおすすめの方法です。

この記事では、以下の内容を紹介します👇
✅スピードメーターステー折損の原因
✅安価ステーを使った応急対応の手順
✅取り付け時のポイントと注意点
✅今後の修理計画(溶接補修予定)
りょー


① スピードメーターステーが折れた原因と純正位置について
ツーリング中、XL1200Lのスピードメーターが突然グラつき始めました。
帰宅中にメーターを確認すると、なんとステーが折れてしまっていました😱
この部分は、以前に購入した
Cycle Visions(サイクルビジョンズ)製 スポーツスター スピードメーター移動キット CV5051
(参考価格:約2.4万円)を使用していました。




金属製でしっかりした作りではあるものの、エンジン横にマウントしていたため振動の影響を強く受けたようです。
日常的な走行で少しずつ金属疲労が進み、ついに走行中の振動で破断してしまったと考えられます。
このキットは見た目が非常にスッキリしており、ハーレーらしいカスタム感が出せる人気アイテムです。
ただし価格も高く、約2.5万円のステーが折れるのはショックが大きいですね💦
現在は、時間を見つけて溶接で修理予定です。
幸い折れた部分の破片はすべて残っているので、溶接補修+補強プレートを入れて再利用できる見込みです。
Cycle Visions CV5051は、スポーツスター専用設計のメーターブラケットで、
スピードメーターとインジケータをまとめて移設できる便利なキットです。
ハンドル周りをスッキリ見せたい人に向いていますが、取り付け位置によっては振動対策が必須です。






② 暫定対応|フロントフォークマウントステーを購入
ステーが折れてしまったままでは走れないので、応急処置として別のステーを取り付けることにしました。
選んだのは、フロントフォークに取り付けるタイプのメーターステーです。
Amazonで見つけたこちら👇




このステーは汎用タイプで、ハーレーXL1200Lにも問題なく装着できました。
見た目はシンプルですが、価格が手頃で約4,000円とコスパが良いのが魅力です✨
使用した工具は、六角レンチのみ。
特別な工具も不要なので、初心者でも簡単に取り付け可能です。
【要点まとめ】
✅ フロントフォーク固定タイプの汎用メーターステー
✅ 六角レンチだけで取り付け可能
✅ 約2,000円で購入できるコスパの良さ
✅ XL1200Lでも加工なしで装着OK
このステーはフォーククランプに固定する構造になっており、
メーターの角度や位置を微調整できる点も◎。
今回は暫定対応のため、「エンジン横取り付け」から一時的にフロントフォーク取り付けへ変更しました。
見た目は前方向に出る印象ですが、視認性は悪くありません。








③ 折れたメーターステーの取り外し手順
まずは、折れてしまったメーターステーの取り外しから始めます。
今回のステーは、以前カスタムでエンジン横へ移設していたタイプ。
取り外しはそれほど難しくありませんでした。
🔧 ステーの取り外し
ステーはボルト1本で固定されているだけなので、
L型六角レンチを使ってボルトを外すだけで簡単に取り外せます。




折れた部分を見ると、金属が疲労でザラついた破断面になっていました。
やはり振動による影響が大きかったようです。
💡 メーター裏カバーの分解
次に、メーターのハーネスを外すために、メーター裏のカバーを分解します。
手順は以下の通りです👇
1️⃣ メーター裏側にあるリセットスイッチのゴム製カバーを外します。
リセットスイッチを固定している樹脂製のナットを外します。




2️⃣ 続いて、ボルト2本で固定されている裏カバーを外します。




3️⃣ カバーとパッキンを外した後、ハーネスのコネクターが見えるので取り外します。




コネクターは、ロックがかかっているので、
無理に引っ張らずロックを押してから外すのがポイントです。
⚙️ メーターステーの取り外し完了
ハーネスを外したら、あとはメーター本体とステーを分離すれば完了です。
この段階で、メーター単体の状態になります。


作業時間は10分ほどで終了。
エンジン横の配線もそのまま流用できるので、再取り付け時も安心です。
ステーの取り外し時は、周囲にタオルを敷いておくと安心です。
メーターやタンクに傷がつくのを防げます。






④ 新しいステーの取り付け工程
折れたステーを取り外したら、続いて新しいフロントフォーク用メーターステーの取り付けに進みます。
この作業も六角レンチのみで完了します。
🪛 ステー位置を仮決めする
まずは、フロントフォークに仮付けして位置を決めます。
ハンドルを左右にフルロックしても干渉がないかをしっかり確認します。




位置を探る際は、マスキングテープで軽く仮止めしました。
一度固定してから角度や視認性をチェックできるので、微調整がしやすいです。
貼り直しも簡単なので、DIYにはぴったりな方法です🪛
取り付け前に、フロントフォークへの傷防止も行いました。
今回は以下の透明保護フィルムを使用しています👇
このフィルムをステーの接触部分に貼り付けておくことで、金属同士の擦れによる小傷や塗装剥がれを防止できます。
透明タイプなので目立たず、仕上がりも自然です✨




位置が決まったら、仮止めした状態で外観と角度を最終チェック。
メーターの角度が見やすく、干渉がないことを確認できたら本締めに移ります。
タンクを取り外して配線の取り回しを変更
フォークへメーターを移設する際は、配線の取り回しを変更する必要がありました。
ケーブルが引っ張られたままだと断線やコネクターの緩みにつながるため、タンクを一度外して作業しました。
タンク脱着の詳しい手順は、関連記事で詳しく解説しています👇


タンクを外した状態で配線をゆとりのあるルートに変更し、結束バンドで固定。
フォークの動きに干渉しないように調整してから、再びタンクを取り付けます。




ハンドルを左右にフルロックさせて、配線が引っ張られないか必ずチェックしましょう。
ここを怠ると断線トラブルの原因になります。
⚙️ メーター本体を装着する
位置が決まったら、いよいよメーター本体の取り付けです。
メーター裏のネジ穴に合わせて、ステーの固定ボルトを締めていきます。
このとき、一気に締めずに少しずつ左右交互に締めると、角度のズレを防げます。




💡 メーターインジケータの移設
続いて、メーターインジケータ(Nランプやウインカー表示部)を取り付けます。
新しいステーにはインジケータを固定する穴があるので、
そこに純正ボルトを流用して固定しました。


配線はそのまま使用できるため、特に延長や加工は不要です。
ハーネスコネクターを再接続し、
裏側のパッキン・カバー・ボタンナット・ゴムカバーを元通りに戻せばOKです。




✅ 取り付け完了!
全てのパーツを戻したら、外観の最終チェックを行います。
角度を微調整して、走行中に見やすい位置に調整しましょう。




見た目もスッキリしていて、視認性も良好です✨
ステーをフォークに固定する際は、フォーク径に合ったラバーシートを挟むと振動軽減効果があります。
長く使うなら、ここも一工夫すると安心です。






⑤ 動作確認と試走インプレッション
取り付けが完了したら、まずは動作確認を行います。
ハーネスコネクターを差し込んだあと、キーをONにしてメーターの通電チェックです。
しっかりバックライトが点灯し、スピード針も動作しました✨
インジケータ(ニュートラルランプ・ウインカー)も正常点灯。
問題なく機能していることを確認できました。


🏍️ 軽く試走してみた
次に、近所を軽く走って振動や視認性のチェックを実施しました。
走行中もメーターのブレは少なく、想像していたより安定感があります。
フロントフォークへの固定位置のため、エンジン振動の影響が少ないのかもしれません。
視認性も悪くなく、メーター角度を少し上向きに調整すると、走行中も見やすい位置になります。
見た目もスッキリしており、応急対応とは思えないほど自然な仕上がりです✨
🔍 走行後の印象まとめ
✅ メーターの動作は問題なし
✅ 振動によるブレも少ない
✅ 視認性も十分良好
✅ 見た目も違和感なし
暫定対応としては、十分すぎる仕上がりでした。






⑥ 今後の修理予定|折れたステーを溶接で再利用予定
今回のフロントフォークマウントは、あくまで暫定対応です。
本来は、以前使っていたCycle Visions製ステー(CV5051)を再利用したいと思っています。




🔧 折れた部分は溶接で修復予定
破断部分を見ると、金属疲労によるクラック(ひび割れ)からの破断でした。
折れたパーツはしっかり残っているので、
溶接で補修し、強度を確保して再使用する予定です。
溶接後は、補強プレートを追加して振動による再発防止対策を行います。
振動吸収ラバーやワッシャーを挟むことで、金属疲労を軽減できる見込みです。
💡 エンジン横マウントの魅力
やはり、エンジン横に配置されたスピードメーターはスポーツスターらしさの象徴です。
ハンドル周りがスッキリし、タンクとのバランスも良くなります。
フロントフォークマウントも悪くはありませんが、
見た目の一体感はエンジン横マウントの方が断然好みです😌
修理が完了したら、再びそちらに戻す予定です。
折れる前の写真👇










まとめ|簡単DIYでスピードメーターを応急復旧!
今回のトラブルは、XL1200Lの振動によるメーターステーの破損でした。
使用していたCycle Visions製ステー(CV5051)は高品質ですが、約2.4万円とかなり高価。
すぐに買い替えるには勇気がいります💦
そこで今回は、安価な専用メーターステーを使って暫定対応しました。




取り付けは六角レンチ1本だけで完了!
特別な工具も不要で、DIY初心者でも簡単に交換できます🔧
位置決めの際は、ハンドルを左右にフルロックして干渉チェックをしておくと安心です。
🔍 比較|Cycle Visions製と今回のステーの違い
| 項目 | Cycle Visions CV5051 | 今回使用した専用ステー |
|---|---|---|
| 価格 | 約24,000円 | 約4,000円 |
| 材質 | 鉄 | アルミ |
| 取付位置 | エンジン横(移設タイプ) | フロントフォーク固定 |
| 取付難易度 | 中級(配線作業あり) | 初級(六角レンチのみ) |
| 振動対策 | ボルト1本固定の為、やや弱い | クランプのためやや弱い(定期点検推奨) |
| 見た目 | カスタム感が強い | シンプル |
見た目はシンプルながら、走行テストでは動作も問題なし。
今回はあくまで“暫定対応”ですが、しばらくの間はこの状態で安心して走れそうです✨
今後は折れたCycle Visions製ステーを溶接で補修し、再利用する予定。
DIYでの対応力があれば、出費を抑えつつ愛車をベストな状態に保てるのが魅力です。
スポーツスター系は振動が強く、メーターまわりの金属パーツが疲労しやすいです。
特にステーやブラケット類は、定期的なボルト増し締めチェックをおすすめします⚙️
















